2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧
冬鳥は越冬に来てるだろうに、えらい寒い場所にいるのはなぜだろう。 この日もまだ雪のちらつく寒い日だった。 雪とコラボできるほどではなかったが。 いずれにせよ来てくれたのだから文句をいう筋合いではない。 鳥に会えれば寒さなんか忘れて、このまま逝…
耳で聞き取ることができない。 手持ちの情報もない。 薄情なバーダーからは聞き出せない。 藪かき分けて探すことも難儀だ。 なら、わずかな手がかりからだどっていくしかない。 以前のベニマシコポイントと似た条件の場所、標高600m辺り、セイタカアワダ…
公園は人や犬の散歩が多いので、鳥見は期待していない。 でも、この公園で毎日隈なく観察を続けているバードウォッチャーの先輩から、時々意外な情報がもたらされる。 トラツグミやノゴマやキクイタダキなどなど・・・ それで、散歩がてらに何かネタはないか…
嘗ては限られた地域にしか見られなかった生物が、その生息域を広げたり、移ったりしていく例がしばしば見られる。 さまざまな環境の変化によるものだろうが、あまりありがたくないこともあるし、嬉しいこともある。 ツクシガモは美しいカモで他県まで見にい…
バーダーが陥りやすい症候の一つに大授搦依存症がある。 大潮になるといてもたってもいられなくなる、大授搦の鳥たちへの嗜癖である。 つける薬はないが、パートナーの苦言には一定の対応が求められる。 誘因としてはその圧倒的な鳥の数やパフォーマンスによ…
地元でもハマシギやシロチドリの群れがかなり越冬していた。 早春の方が動きが活発で目につきやすいのか、冬場はあまり浜を覗く気にならないせいなのか。 いずれにせよ鳥見に嵌らなければ目にすることのない光景だ。 昔の人はよっぽど自然に親しむ機会が多か…
鳥見に必要なもの、それは暇と孤独だ。 待つことと集中力はつきものだから。 趣味というのは限りなく非効率なものだし、必ずしも他人と共有できるものではない。 それに気兼ねなく時を過ごすことは精神の安寧に必須のことだ。 県境の山道を独りドライブしな…
県北に行けばタゲリに挨拶しなければならない。 いつ見ても幸せな気分になれる。 鳥はなんだってそうだが、シンプルな意思でシンプルに行動する。 年を取るとそんなことに感動する。 山川方夫という作家の作品に鳥と人とを行き来する学者の話(博士の目)が…
冬の由布岳をバックに猛禽を撮る、これはわたしのささやかな願いだ。 これまではカワラヒワくらいしか撮ったことはない。 大体、鳥と山は合わない。 バランスが取れない。 猛禽だって小さすぎる。 ピンがこない。 霧氷の山はピンを引っ張る。 庄内町へ降る坂…
鳥には鳥の事情があろう。 しかしヒレンジャクのやり口はつれない。 あちこちにヤドリギをばら撒いて、来るか来ないかは向こうの勝手、来たら来たで思わせぶり。 こっちでチラリ、あっちでチラリ。 奔放なわがまま娘か、手練手管の悪女か。 おかげでこっちは…
満潮前になると砂嘴にズグロカモメの群れが集まってくる。 中に斑な夏羽のものがいた。 夏羽というより繁殖期への準備だろうか。 みんな黒頭巾を被ったらさぞ壮観だろうが、多分それまではいないだろう。
1月ほど前、公園の水場で見かけたキバラガラは、茂みを取り払ったり、水量が増えたせいかここ数日姿を見なかった。 ヤツガシラを探していると、木の陰からレンズを構えているバーダーさんがいたので、ヤツガシラ?と聞くとキバラだという。 指さす方を見ると…
1日走り回って(あまり歩き回らなくなった)収穫のない日もある、ある。 鳥はバーダーに付き合う義理はない。 抜けたって文句はいえない。 ただ無事を祈るだけ。 未練がましく渓谷を覗いて見ると、まだ何羽か居残り組がいてそろそろさよならよといった。
いつから滞在しているのかは定かではない。 1月5日の目撃情報があるが、その後は1月31日からだった。 多分越冬しているのではないかとの見方が有力だ。 嬉しいが、なかなか渡りのヤツガシラにしてはちゃんと撮らせてくれない。 まだ冠羽を立ててくれな…
古くから様々なアイテムの文様に使われてきた千鳥、どうしてそうなったのかなかなか解けなかった。 荒尾海岸にミユビシギを見にきて、一気に腑に落ちた。 なぜ鳥見を始めるまで目にしたこともない千鳥に強く郷愁を感じてきたのかも。 しかし昔は各地で見られ…
ツクシガモの飛翔を狙っているのだが、なかなか飛ばない。 ハマシギの方は潮の干満に敏感だからしょっちゅう動いてくれる。 でも油断するとツクシガモが飛んでしまう。 無聊をなぐさめてくれはするが、時として足を引っ張ってもくれる、愛すべきこんちくしょ…
吉丸一昌の早春賦という唱歌が口をついてでる。 だんだん季節感がなくなるが、寒がりのわたしにはまだまだ実感がある。 北風がまともに吹き付ける県北の海岸では殊更だ。 青い海原を飛び交うズグロカモメにはほどよい寒さなのだろう。 彼らが去るまでがわた…
県北の河口に満潮前に行ってみた。 浜は波が高いせいか砂嘴の内側にカモやシギたちが避難していた。 いつものハマシギとは別にダイゼンの数100羽の群れがいた。 ダイゼンはみるがこんなに固まることはない。 潮が上がってくるとどこかへ消えていった。
以前は納屋漁港が鳥見のフィールドになるとは思っても見なかった。 トンビとアオサギの繁殖地でしかなかった。 でものんびり漁船の帰りを待つアオサギと過ごしていると、ぼちぼちと他の鳥の姿が目に入るようになった。 週に1度くらいはここのネタで穴埋めで…
わたしの体の4分の1はさつま芋でできている。 冬になれば補充してやらねばならない。 最近道の駅でたいてい焼き芋を売っているからありがたい。 それにとても甘い。 1個は多すぎるが仕方ない。 焼き芋を昼飯がわりに食って、最後のヤドリギポイントに着く…
タイトルなんて思わせぶりな方がいい。 釣られてくる人がいるもの。 映画やドラマならそうかもしれないけど、暇人に付き合っていられないと腹を立てる人もいるだろう。 どうでもいいが、こんなショットで古い映画のタイトルが浮かんでくるのは、老化現象なん…
県北の海岸は周防灘をすり抜けてきた寒気がまともにぶつかるので限りなく寒い。 そこで2時間余りも待ちぼうけを喰らわされたら堪ったものではない。 老体は血圧は上がる、低体温症になる、ヒートショックにもなる。 1回につき1週間は寿命が縮まる。 そこで…
県北の海岸に行くと、5,60羽のツクシガモが干潟の浅瀬で採餌している。 潮が上潮に変わるとだんだん沖へ移っていく。 外海は白波が立っている。 これは干潟が沈んで、河口の砂嘴に飛んで戻ってくる時が、白波をバックに飛翔を撮るチャンスだとカメラを構…
今年は雪虎狙いだったけど、待てど暮らせど現れない。 立春間近でやっと撮れた。 もう雪はないかもな。 まあ、雪道はだいぶ走ったからスタッドレスの持ち腐れはなかったけれど。 湖面は凍っているから、滑走や転けてもらってもいいけど。
sexyなんて言葉はもう死語なのかな。 下手に使うとセクハラで袋叩きにあう。 鳥に使ってもいけんのだろうか。 遠回しに誰かさんと比較したりしたらいかんだろうけど。 ともかくトラちゃんのhipはかっこいい。 知らんかった。
ヤツガシラに出会ったのは、二匹目のドジョウを狙って近所の公園にトラツグミでもと出かけた時だった。 梅林から他の鳥に追われて飛び出した鳥が、ヤツガシラのゆったりした飛び方だった。 降りたあたりを見ると逆光に冠羽のシルエットが見えた。 取り敢えず…
二度あることは三度ある。 公園でばったりシリーズ第3弾、今度はヤツガシラだった。 春の渡りの先陣なのか、秋の渡りの愚図なのか、まあどっちでもいい。 こんな街中の公園では、人や犬やカラスなど諸々に追い立てられて、忙しげに移動していた。 おかげで…
雪の日の鳥見が危険であることは言うまでもない。 年寄りは寒さに弱い。 鳥だって外に出てこないかもしれない。 でも抗い難い魅力がある。 雪が余計なものを隠してくれる。 鳥が一層映えていい絵になるはず。 生きるということの厳粛さが鮮明になる。 で、勇…
雪国の人たちには申し訳ないが、雪の朝はバーダーにとっては稼ぎどきだ。 別に珍しい鳥が出るわけではないが、見慣れた鳥が新鮮に映る。 雪とコラボしてくれれば、それなりに絵になるのだが、鳥には鳥の思惑があってそううまくは行かない。 でも寒さを忘れて…
こどもの頃は共同温泉から帰り道、タオルが凍って棒のようになってたから、氷点下になったことはあったんだろうが、最近では記憶がない。 積雪の量は大したことはないが、路面が凍って歩きにくい。 近くの公園に行くのに一苦労だ。 お馴染みの鳥が雪の上だと…