いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

名のみの春の鳥たちよ

吉丸一昌の早春賦という唱歌が口をついてでる。

だんだん季節感がなくなるが、寒がりのわたしにはまだまだ実感がある。

北風がまともに吹き付ける県北の海岸では殊更だ。

青い海原を飛び交うズグロカモメにはほどよい寒さなのだろう。

彼らが去るまでがわたしにはここの冬だ。