いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

ツクシガモに裏を掻かれた話

県北の海岸に行くと、5,60羽のツクシガモが干潟の浅瀬で採餌している。

潮が上潮に変わるとだんだん沖へ移っていく。

外海は白波が立っている。

これは干潟が沈んで、河口の砂嘴に飛んで戻ってくる時が、白波をバックに飛翔を撮るチャンスだとカメラを構えて待った。

日差しはあったが寒風吹き荒ぶ護岸で待つこと2時間あまり、時折1羽2羽が飛ぶけれど、もう餌も取れずに浮いているばかり。

そのうち群れを離れて、飛ばずに上潮に乗って河口に近づいてくるものがポツリポツリ。

数羽で飛んでくるものもありはしたが、潮を読んで省エネを心掛けるエコ精神にしてやられた。