いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ハヤブサのブレークタイム

猛禽のねらい目はやはり狩だろう。 ハヤブサはしばしば出会うが、なかなか目の前で狩は見せない。 目の前を小鳥がウロウロしても滅多に襲わない。 弱っていたり、動きの鈍い個体を選別しているのだろうか。 ドバトが一番の好物らしいが、やはり群れをはぐれ…

ハイタカのいる川

県北は猛禽が多い。 干拓地周辺に野鳥が多く、いい狩場があるからだろう。 一番いの猛禽が存続するには2万羽の小鳥のベースが必要だという。 オオタカ、ハイタカ、ハイイロチュウヒ、ハヤブサ、チョウゲンボウなどを見かける。 渡り鳥も含めて、この辺りには…

早春のタゲリ

タゲリの姿もだんだん少なくなった。 冬の刈田の中にいると、それほど目立つ姿ではない。 やはり明るい陽光の中で、緑に包まれて見たい。 そのほうが絵心のないわたしにも絵になるような気がする。 別にカラフルだったらいいと言ってるわけではない。 ショッ…

あなただけ今日は

ツル見のついでにトラフズクを訪ねて見た。 番いか2羽が揃っていた。 昼間はお休みタイムで面白くないと思っていたが、1羽がしきりに頭を回し出した。 何かの気配を感じたのだろうか。 よく見ると薄眼を開けている。 やがて、ちょっとだけぱっちり開けて睨…

出水ツル渡来地へ

マナヅルの北帰行を見送って、未だ大半のナベヅルが残っている渡来地の干拓地に向かう。 観察センターは、去年の鳥インフルエンザの発生から乗り入れを制限していて、市街地のクレインパークからバス利用するように勧められた。 バスにはツルガイドや小学生…

行人岳展望所のマナヅル天空ショー

出水でうまく上昇気流を捉えたマナヅルの群れは、行人岳の上空目指して旋回して来る。 多くは東側の眼下を通り過ぎて行くが、いく組かは展望所の上空を旋回しながら通過して行った。 ここまではほぼ逆光なのが残念だったが、上空間近を飛ぶマナヅルの群れは…

天草の島伝いに飛ぶマナヅルの群れ

ガイドの小学生「出水にツルがたくさん来るのはなぜでしょう」 客「餌が豊富だから」 ガ「それもありますが、出水の人が優しいからです」 ガ「ねぐらでツルは一本足で立って眠りますが、なぜだと思いますか」 わたし「両足あげるとコケるから」 ガ「足が冷た…

海を渡るマナヅル

出水のマナヅルの北帰行は、1月末から始まり、2月の中旬にピークを迎える。 天気や風向きを見て、小さな群れになって八代湾に向かうが、近くの長島の行人岳の展望所から眺めると、出水の笠岳の稜線の上に現れて、この展望所の東側、西側と上昇気流に乗りなが…

出水のマナヅル、北帰行

感動の北帰行を見てきた。 とりあえず、サワリのショットを。

干拓地クリークの常連

動くもの、怪しいものならまず撮る。 それくらいでないとチャンスはモノにできない。 鳥撮りにはプロスペクティブな構えが必要だ。 妄想力だ。 まず撮る。 何が引っかかったかは後で確認する。 僥倖であれ、棚ぼたであれ、まぐれであれ、結果が全てである。 …

ウミアイサのセクハラまがいの求愛

鳥のやることはよくわからないが、これは多分セクハラ、パワハラではなく求愛行動なんだろう。 もう春だもの。

ホシムク流星群

飛ぶ鳥の群れは、野鳥撮影を趣味にしてからのトップのモチーフである。 シギチ、ツクシガモ、タゲリ、アトリ、オシドリ、クロツラヘラサギ、etc.・・・、初めはボケボケのショットから、だんだんファインダーに収まり、それなりの姿かたちも乗ってくる。 道…

赤い鳥を阻むもの

この3連休、わたしにとっては2.5連休だったが、連日赤い鳥を狙った。 姿を見たのは2回、50メートル先の木の枝に瞬間止まった。 どっちもカメラを片付けた後で、慌てて戻したが、後の祭りだった。 以前より紅色が濃くなったようだった。 いることを確認…

やっぱり奥岳川のオシドリ

冬に一度は渓流のオシドリを撮りたい。 それはわたしのバーダーとしてのルーチンである。 ただ撮るだけでは惰性である。 新たな感動を探るべきである。 感動の発見こそ進化である。 感動の喪失は老化である。 で、今のところ撮ったオシドリは代わり映えしな…

立春の呉崎干拓のカイツブリ

カイツブリ類の群れの動きがあちこちで活発だった。 婚活が始まっているのかな。 身につまされる?この頃である。 カイツブリ ハジロカイツブリ

立春の豊岡漁港

豊岡漁港には春先になると水鳥の出入りが多くなる。 定例的では無いが、数年前には数百匹のカイツブリ類が集結したことがある。 今年は周辺の水鳥類の数は少なめだが、カモ類はどこも少ない気がする。 港内には10数羽のカンムリカイツブリやウミアイサの小…

ルリでない方のルリビタキ

落ち葉の敷いた林道には、ルリビタキのメスもやってくるが、あまりゆっくりとはしていられない。 すぐに、オスやシロハラに追い払われてしまう。 まだオスメスが仲良くする時期ではないらしい。 むしろ縄張り争いをしている。 鳥は年中惚れた腫れたじゃない…

守江湾の6羽のミヤコドリ

久しぶりにミヤコドリに会いに行った。 6羽全員仲良く、潮を避けていた。 マイクロフォーサーズの200mmのテストを兼ねていたが、まだ、扱いがよくわからない。 LVFというのが見にくい。

ルリビタキの微

野鳥の初ものは、一度見るまではなかなか難儀であるが、一度ものにすると、あとは何でこんなことに手間取ったのかと思うように、簡単になる。 多分、ものにするには、一定の知識や経験の蓄積が必要なのだろう。 もちろん運やタイミングということもあるし、…

ルリビタキの「採ったゾ~」

ルリビタキは枯葉の下に餌があることを知っている。 自分で探し出せない時には人を利用することも知っている。 あるいは、餌が探しやすくなる状況へのサインを知っている。 ガサゴソ音がすると、間をおいて現れる。 時には人の気配だけでも現れる。 鳥は誰で…

チョウゲンボウの当たり年

わたしたちが目にする野鳥の数だけで、その鳥の盛衰を云々することはできないけれど、気候変動や環境破壊と関係ないということもできない。 今年は山の鳥は木の実が少なく、あまり目にできなかったものもいるけれど、チョウゲンボウはよく出会えた。 ムラス…

野鳥にとって美とは何か

バーダーは、カラスはスルーするが、コクマルガラスは追う。 ホオジロはシカトするが、ミヤホは愛でる。 ムクドリは毛嫌いするが、ホシムクドリは絵になるらしい。 野鳥の好悪は、人様の都合にすぎない。 利害、希少、俗説、慣習、思い込み、刷り込み、etc. …

タゲリの羽はいつでも最高密度の碧色だ

タゲリの羽は黒っぽく見えたって、その中にしっかりと複雑な碧の輝きを秘めている。 別に、目立つためでも、奇をてらうためでもない。 人に見られるためでもない。 ただ、あるがままで、いつでも輝く準備はできている。 タゲリの群れが、冷たい冬田で、輝き…