いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2012-01-01から1年間の記事一覧

ヤマセミの肖像 ♀2

ヤマセミは警戒心が強い。 姿を見せれば近づける距離は60メートルだ。 バーダー仲間が周到な調査や準備で、わたしたちが基地とよんでいるポイントにカモフラージュされたネットで囲いを作ってくれているので至近距離でヤマセミに出会うことができる。 それ…

ヤマセミの肖像 ♀1

ヤマセミが餌場に現れる時間はほぼ決まっている。 夕方4時頃が一番多い。 朝の7時台も多い。 曇りの日は何時でも現れる確率が高くなる。 それは水面の反射がなくなって、魚が見えやすくなるからだろうという意見が優勢だ。 だから止まり木はヤマセミの気持…

芸のないカワセミ

あ、失礼、芸のないのは代り映えしないつまらんショットを懲りずにアップするどこやらのバーダーのほうでした。 日が暮れんと腹もすかんとよ。 日が暮れてんノイズは御法度よ。 ありゃあミサゴやね。 ありゃあトンビやね。 ありゃあアオサギやね。 こりゃあ…

紅葉筏一寸流れる午睡かな

ヤマセミを待つけどなかなか来ない。 朝はアユ漁の網打ちを辺りでやっているせいか寄りつかない。 昼間来ることもあるけど、このところ夕方4時が出頃だという。 ほかに行くとこもないので川面をながめてそれまで過ごす。 七瀬川も秋の気配が濃くなっていく。

薹のたったバンの若鳥

ネタがないので撮り置きのバンの若鳥を、もう成鳥になっているかもなあ。 干拓地のクリークにいて、なにがいるんだろうと、闇雲にシャッターを切った。 クイナかもとときめいたが、クイナは見たことがない。 ここでお馴染みの鳥ならバンだと気がついた。 ま…

ヒメツルソバの緋色

ツルソバは海辺の植物らしい。 花がピンクのヒメツルソバは外来種らしい。 繁殖力が強いのか、高台のうちの近くの川縁に群生している。 ちょうど花が盛りで、いろいろな虫が集まってくる。 紅葉した葉の赤のボケ具合が美しく虫たちを引き立てる。 これがセイ…

瀬を走るカイツブリ

本命のカワセミを待つ間の慰みにカワセミやセキレイやカイツブリでも撮らなければ眠り込んでしまいます。 集中力を保ちながら何時間も待つ、いわばスナイパーのようなタフなパフォーマーなんやなバーダーは。 それにしては決定的瞬間は撮れちょらんな。

冬羽のキセキレイ

本命のヤマセミが来ないので、キセキレイにレンズを向けて腕慣らし。 セキレイはちょっと目がきつくて可愛らしさはないが姿も色合いもエレガントでそれなりに画になる。 このキセキレイは腹の黄色が一番美しかった。(E-5 ZD50-200mm) 喉が白くなって冬羽に…

デジスコ定番カワセミ

サンニッパが入院したので、このところデジスコを持ち歩いている。 デジスコだと置きピンで鳥が飛んで来てじっとしてくれるのを待つほかない。 この週末は、初心に戻って、鳥見すべての時間をカワセミの至近距離撮影に費やした。 デジスコでは6メートルの止…

カラスザンショウにリュウキュウサンショウクイ

サンショウクイだからサンショウの木にと合点した人は早合点。 サンショウクイはサンショウの実を食うからとつけられた名前じゃないんですね。 鳴き声が「ヒリリヒリリ」とまるでサンショウの実を食べて辛がっているように聞こえるところからサンショウクイ…

キビタキのメス

キビタキのメスは不本意だろうな。 黄色くもないのにキビタキなんていっしょくたにされて。 いまの時代なら男女別姓でもいいんじゃないかと思っているかも。 鳥の名前なんておおむねテキトーなんだからしかたないか。 いま鳥の餌場で繁盛してるカラスザンシ…

ヤマセミ、未だし

ヤマセミを人里離れた深山幽谷の住人と思っていたら大間違いだ。 ヤマセミはあなたのすぐ傍らでも結構けたたましく暮らしている。 そのテリトリーが広いからなかなか目にしないだけだ。 ただ漁場はいくつかの条件を備えていなければならないので、それを見定…

カワセミ 止まり木の条件

カワセミを撮るならまず止まり木を見つけるか、誂えること。 川の流れがゆるやかで小魚の影が多い採餌ポイントをまず探す。 1、2メートルの高さの川を見下ろす形の止まり場所がいい。 といってもどこに止まるかはカワセミの勝手だから、漁場でゆっくり待て…

撮れたぞ!黄色いキビタキ

なかなかキビタキにめぐりあわなかった。 ここに来たよと何度も教えてもらったが、いつも餌を食べ尽くして後の祭りだった。 今年ももうだめかとあきらめていたが、何度目かの正直でカラスザンショウの木に来て、こんどは長そうだという。 あわてることはなか…

猪と蟹と鮎と・・・を食った報い

今日は鳥見仲間の、かみさん曰く秋の園遊会だった。 いつもながら豪華な食材が並び、有志が持ち寄った秋の味覚を添えて、七瀬川の河原で鳥見談義に花を咲かせた。 遠来のバーダーさんは前後の時間をヤマセミやキビタキのポイントでカメラを構え、わたしは近…

ヤマセミとの相性

鳥運というかヤマセミ運というのがある。 昨日撮り損なったキビタキをなんとか撮り終え、新規ヤマセミ基地の具合を確かめてくれというので10時からそちらに向かった。 大方の予想は、朝の食事時は過ぎたし、魚影も薄いようだし、晴天でヤマセミ日和ではな…

旅立てないキアシシギ

S浜に行けばこの時期大抵キアシシギだけは探せばいます。 旅鳥が憩う浜があるということはバーダーにとってこんな幸せなことはありません。 いつも同じシギなのかどうかはわかりませんが、2週間前からいつも見かける1羽のキアシシギがいます。それは右足を…

カワセミの秋

秋のカワセミといきたいのですが。 カワセミのショットというには残念な点が多いもので。 これだけのシチュエーションに恵まれながら、お散歩カメラしか持っていなかった不運(^^;) カワセミ撮るつもりじゃなくて、秋を探していたのです(^^;) カワセミの…

カオヤイ鳥頭狗肉2

ナイトサファリというのに連れて行かれた。 車に乗ってヘッドライトやスポットライトに照らし出される夜行性の動物を見るツアーだ。 夜は寒いくらいだった。 久しぶりに天の川や満天の星を見た。 大きなマレーヤマアラシが道路や草原をのそのそ歩いているが…

カオヤイ鳥頭狗肉

タイのカオヤイナショナルパークではたくさんの野生動物と出会える。 カオヤイの野生動物は穏やかで美しかった。 十分な生存環境が確保されていて、人との共生関係もうまくいっているからだろう。 ブタオザルの子どもが道路の側の樹林で遊んでいた。 たくさ…

そうだM公園、行こう!

そろそろ何か来てないかと公園をぶらぶらしてみた。 秋らしいメジロをと思うが、紅葉もまだだし・・・ なんとか色づいたエノキの実とコラボで。 ヒヨドリに季節感はないかなあ。 柿もまだ熟してないからな。 カワセミも旬の魚にはありつけないし。 ザリガニ…

そうだS浜、行こう!

ネタがないときのレスキューポイント、S浜。 台風はかならずしもネタを運んで来るとは限らない。 前の16号ではセイタカシギも来たらしいけど、今度の18号ではあまり影響がなく、常連の顔がポチポチだった。 でもしのぎのネタにならぬでもない。 朝は逆光…

セピア色のクサシギ

クサシギは懐かしい。 といってもほんの数年前、鳥見を始めて初めて見たときイソシギと区別がつかなかった。 なんでもイソシギということでアップして、クサシギなんだよと教えられ、シギの区別は難しいことを痛感した。 いまだってあまり自信はない。 じっ…

遠いタカ

2~300メートルも先の枯れ木に何かタカらしき影が。 テレコンかませて420mmにしてみたけど何かよくわからない。 木に止まるのもあまり得意じゃなさそう。 白い眉斑、腰にも白いライン、胸の立縞などからハイイロチュウヒかなと(^^ こんなところにもいるのか…

十羽一絡げ ダイサギ

ダイサギを取り上げたことはあまりない。 ネタがないときの凌ぎにときどき撮っておいただけだけど、やっと日の目をみることになった。 おめでとうダイサギちゃん。 満潮時、干潟桟橋の上で憩うダイサギたち。 干潟の沖の方にいることが多い。 干潟は概ねダイ…

コゲラの舌

先日撮ったアオゲラの嘴の先の白いもの、芋虫かと思ったら舌なんだって。 舌を樹や地面の蟻の巣穴に入れて蟻をくっつけて採って食べるんだそうな。 今朝庭のアメリカハナミズキにコゲラが来てコツコツやっていたから、紅葉した葉もあって秋らしい画が撮れん…

カオヤイへの道すがら オウチュウ撮り放題

水牛の皮膚に寄生する虫を取ってやっていた=食べさせてもらっていたオウチュウ。 日本では珍鳥なんだけど、ここだとポピュラーすぎて魅力半減。 バーダーは天の邪鬼。 ジャワアカガシラサギは水牛にはサービスしないらしい。 日本に来るともてるよね。春に…

カオヤイ付近の田園地帯 水牛と鳥たちの共生

タイでの鳥ネタは今日でほぼ尽きる。 バンコク郊外では人より鳥獣の姿の方が多くて、なぜかなつかしい。 よく生物の共生行動の例に出される水牛と鳥のコラボもあちこちにあった。 田舎では水牛の数は人間より多いとか。 水牛1頭ごとにアマサギやハッカンな…

台風とカワラヒワとヒマワリとバーダー

台風16号での迷鳥狙いで出かけたものの、このところ鳥運に見放されているので、カワラヒワで保険をかけることにした。 向日葵や鳥に食わせて余りあり 向日葵の枯れたごときを愛でにけり ホバリングして取るのは無理だろう。 上に止まって首を伸ばして取っ…

当て馬 エゾビタキ

サメビタキ属のセット狙いで行くけれど、いるのはいつもエゾビタキばかり。 今年も仲間が撮ったキビタキ、オオルリのショットもものにできなかった。 餌になるクマノミズキやアカメガシワの実を数日で食べ尽くすので、なかなかタイミングが合わない。 まあ楽…