昼から雨が上がるという予報を信じて、カラスザンショウの木を見に行った。
まだ相当の降りだったが、腹をすかしているのか、次々に旅鳥が入ってくる。
これを撮らない手はないと、傘をさしてバックがいいところに陣取ってシャッターを切りまくった。
ホバリングを撮ろうと待っているのに、一向に動かない。
ひ弱な腕は震えだす、傘を持つ手も不自由だ。
でも下手な鉄砲もなんとやらで、連射しまくったおかげで、それなりに撮れていた。
カラスザンショウの芳香がずっと漂っている中での幸福な時間だった。
サメビタキ