2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧
山野草の名前はほとんど知らない。 ナベナもこの歳になってやっと知ったくらいだ。 そんじょそこらに、めったやたら咲いているわけではないから、知らなくて当然だが、なかなか趣深い花だ。 花の咲き方がユニークだ。 ユニークな花はいくらでもあるが、野辺…
バーダーというのは狩のショットを好む。 特に猛禽の狩を。 小さな鳥でも昆虫を捕食するのは絵になると撮るが、自然界の生態系バランスに思いをいたしているわけではない。 弱肉強食、食物連鎖などともっともらしい御託で非情を装っているけれど、なに無知な…
誰もがセイタカシギの脚の長さにうっとりする。 その脚の長さはわたしでさえ負ける。 でもわたしは以前からセイタカシギの脚の長さに釈然としないものを感じていた。 それは膝の関節の曲がり方である。 動物の曲がり方と逆に曲がっている。 その理由を調べて…
ナベナはヒゴタイを小さくしてピンク色にしたような花だ。 県民の森の奥にこんな花があって、ブルービーがやって来ると名人から教わったのは、この1、2年のことだ。 先日そのナベナが咲き始めたと聞いて早速行って見ると、1匹のブルービーが飛び交ってい…
わたしの足があと20cm長かったら、世界の歴史は変わっていただろう。 きっと女難に苦しんだことだろう。 アンソニー・パーキンスの生まれ変わりとか言われて。 逆玉の輿にも乗って。 みんな足だけ見て、顔までは見上げなかっただろうし。 足が長けりゃ七難…
セイタカシギはクリアしたと思ってはいるが、地元にやって来たとなれば、会わずにはいられない。 見ればやっぱりその完璧な優雅さに参ってしまう。 薄気味悪いはずの赤い眼のなんとチャーミングなことだろう。 惚れてまうやんけ。
イソヒヨドリの若は警戒心が強くないのか、側の木でピーヨピーヨと鳴いていた。 親か仲間を呼んでいたのか。 イソヒヨドリの羽は、親ほどではなくても、近くでみるととても精緻で美しい。 これは多分メスの若だと思う。
近所の海岸でイソヒヨドリの2羽の若に会った。 雨覆いの先の白班でそう思っているだけだが、多分・・ 光の加減でオスのようにも見えるしメスのように見えたりもする。 アバウトなのはいつもの通りだ。 鳴き交わしているのか、どこかから可愛い声が聞こえる…
先日見た10羽のキアシシギが近所の磯にまだいました。 これくらいの群れを毎年見るから、ここは渡りのルートなのかもしれません。 満潮時にはテトラポットに退避していました。 もうちょっとするとチュウシャクシギもやってくるはずです。 テトラポッドの…
ゴジュウカラはあまり人里には現れないと聞くが、わたしの地域では割と馴染みの野鳥である。 森にある水場にカラ類に混じって現れるからであるが、それも元はといえばここの水場を構想し維持しているわれわれ鳥見仲間のリーダーの尽力のおかげではある。 こ…
バーダーにとってヤマガラは一番親しい鳥である。 間近にいるということだけでなく、鳥見で大変お世話になっている。 野鳥に出会うためには、餌場や水場という野鳥が現れる場所で待たねばならない。 ただそれだけでは野鳥は現れない。 まず安全を確認する必…
幸せに飢えているわけでもない。 幸せの青い蜂はそれほど探し回らなくても、すぐそこらへんにでもいることがわかった。 だいたいそんなことに興味のあるというか、そんなことで幸せになりたいなどと思うものはそんなにいない。。 こんなところで何やってるん…
行くあてもなく、いつもの近場のフィールドチェックに行くと、6羽のキアシシギが岩の上で羽を休めていた。 パフォーマンスを期待するのは酷なので、なんの変哲もないショットで我慢しよう。 臥薪嘗胆の時期である、なんてね。
ルリモンハナバチを目当てに行って、ついでに撮った虫にすぎないけど、どんな虫だってそれが希少種で名前がそれなりに周知されていたら、きっとどこまでも探しに行くだろう輝きと精緻さを持っている。
お盆の間はというか台風の間は行ってないのでわからないが、多分ヒゴタイの花は今が盛りの頃だと思う。 ヒゴタイの花は鞠が一輪の花ではなくて、栗のイガイガの一つ一つが花被(花びら)なのだ。 イガのところには虫はこない。 トンボが止まるだけで吸蜜はで…
初秋の草原にはホオアカの若鳥が飛び交っていますが、まだ餌をねだっています。 雨で独力で餌を探しきれないのかな。
ノヒメユリにコジュリンを止まらせるのがこの季節の究極のメニューではあるが、それには周到な準備と気の遠くなるような集中力と想像力がいる。 気力も体力も衰えたバーダーには一朝一夕に叶う宿願ではない。 いきあたりばったりでいいじゃないか、それがお…
高原は秋の草花が満開です。 あいにく鳥とのコラボは不発でしたが、ノヒメユリは一層艶やかに咲き誇っていました。 花被は直径3〜4cmの可憐な花です。
羽のあるものは被写体として鳥と同格に扱う。 閑古鳥の鳴く時期は、虫に画材が移る、これは当然のことである。 虫に肩身の狭い思いをさせてはいかん。 それはバーダーが引き受ける。 ホウジャクという虫は面白い。 飛びながら吸蜜する。 鳥で言えばハチドリ…
ブルービーとヒゴタイのコラボは念願だった。 花にくる虫を丹念に探っていたら、瀬の本の牧草地でヒゴタイに止まっているのが目についた。 僥倖としか言いようがない。 ヒゴタイを今まで探して見つけたことがない。 ブルービーはいると思って探さないとダメ…
もう少し幸せを欲張って、去年いた農業文化公園とハーブで見当をつけた大神ファームへ行って見た。 文化公園のハーブ園には少しラベンダーセージが残っていて、20分ほど待つと一匹の幸せがやって来た。 10分おきくらいに姿を現わすので2匹くらいいるの…
先日来、そろそろ出てないかと、県民の森や南阿蘇ビジターセンターなどをチェックしたが見つからなかった。 ノヒメユリを見に行った帰りにヒゴタイ公園を再度覗くと、ミソハギに2匹のブルービーが見つかった。 ラベンダーセージやバジルなどハーブ系の花が…
本当の名前は知りません。 バラは多分ノヴァーリス、コガネムシはマメコガネ。 甲虫が飛ぶのは外の硬い羽でではなく、中の柔らかい格納羽でなんだと知ったのはつい先ごろ。 虫の宇宙・・・
蜂というとオオスズメバチなどを思い浮かべて毛嫌いする人が多いが、農業も生態系も成り立っているのは、これら昆虫に寄るところが大きい。 好きにならないまでも、そこんところをよく理解してもらわないと、いつか共倒れにならないとも限らない。 クロマル…
九重の水田公園はわたしが鳥見を始めるきっかけとなったところだ。 ゴールデンウィークの頃、シーズンインした水田公園のニュースが流れて、そこで孵ったバンの雛の姿が映し出された。 水草には興味なかったが、まっくろくろすけのような雛の愛らしさに、い…
鳥見仲間にもノヒメユリを楽しみにしている者も多い。 あわよくば朝日や鳥とのコラボと考えている上級者もいるが、わたしにはそんな気力も技力もない。 この可憐で健気な花を愛でるだけだ。 ヤマユリの盛りを見て、ちょっと気になって探して見た。 ススキの…
こう暑くては鳥見も二の足を踏む。 家にいても暑いので、仕方なしに出かけるが、なかなか鳥ネタは思いつかない。 涼を取ることが第一となると、まず思いつくのが男池園地だ。 避暑となるとここに勝る場所はまずない。 バーダーの居場所としてはそれほどでは…
アサギマダラは姫島を通過する渡り個体の群れが有名だが、数は少ないものの食草さえあれば年中見かける。 九重や三国峠など標高の高いところではよく見かけるし、繁殖地でもあるらしい。 ヒラヒラと舞う姿は撮りやすいようで結構難しい。 鳥の飛翔撮影の練習…
ホオアカは夏の高原の定番で、ユウスゲにもよく止まる。 いつもついでに撮るということになるが、いざ待つとなるとなかなか決まらない。 それでも阿蘇に行くと、何ショットかは写っているので、ネタ切れの時は都合がいい。 梅雨明けの高原は暑いので、なかな…