いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

花婿の馬

最後のお色直しの花嫁を花婿が迎えにいくとき、友人を馬にしてそれに乗っていくような手筈になっていたらしい。 ところが誰も騎馬戦の経験がないらしくて、なんのことかわからず、ただ突っ立っている。 マネジャーが教えるがなかなか通じない。腕を交差させ…

花嫁のおとうと

この日のもう一人の主役は新婦の年の離れた弟だった。 余興といえば彼の中国語で歌うカラオケだけだったから。 中国語ではにかみながら挨拶したあと、まだあどけなさが残る少年が着慣れぬスーツ姿で、アップテンポのポップスを五木ひろし程度の控えめな振り…

花嫁の母

隣国といえども国際結婚という式に出たのははじめてだった。 二人は新郎が語学留学中に出会い、帰国後も遠距離恋愛を続けて、1年前に入籍をすませていたらしい。 こういうときだからというわけでもなかろうが、遠路新婦側から列席されたのはご両親と弟さん…

花婿の父

昨日の結婚式の新郎は訳あってまだ当分は親掛かりだということでした。 わたしは大甘な父親に複雑な心境でした。 でも終盤、花婿の父としての挨拶を聞いてその気持ちは氷解したとはいわないまでも、余計なお節介なのかもしれないと思い直しました。 息子さん…

困ったときのタゲリ頼み

午後から知人の息子さんの結婚式、親父関係は数人で若い人ばかりのニュースタイル。 仲人なし、スピーチ1つ、それでも泣かせる結婚式。 おまけに国際結婚、クーニャンと。 早朝鳥見の予定が腹具合が悪くて起きられず、車から撮れて、手間がかからず何かが撮…

ただの季節の変わり目の頃

別に挨拶があるわけでもないけれど、もう立ち去ったのかなと思っていると、しばらくしてふらっと現れる。 ここら辺に棲みついてもよさそうに思えるけれど、そういったものではないらしい。 生きていくのには広い生活圏が必要なのだ。 ちいさな鳥がよくまあ渡…

風が東に吹くように

春に小雨が降るように 川が流れていくように それは誰にもあるような ただの季節のかわりめの頃 荒木一郎作詞作曲「空に星があるように」より抜粋 ショットは本歌とは関係ありません。ただの木の芽どきのきまぐれです。

頭上注意

鳥は何が危険かよくわきまえている。 油断したら生きていけないから。 カモフラネットの向こうのバーダーはどうということないけれど、頭上の敵にはおさおさ油断怠らないぞ。 そろそろ降って来そうだな なんだブヨか

川の流れと人の身は

鳥見がいつもうまくいくとは限らない。 ただ川面をじっと眺めているだけでときが過ぎていくこともある。 でも何もないわけではない。 時間は静かに流れていくし、思いも刻々と変化していく。 自然の営みが絶えることはないし、何かが待っていないわけでもな…

枝被りでもいいじゃないか

ヤマセミだもの 春は番う季節です。 メスはオスに邪慳にしながら品定めをしています。 この日は何度か前を行き交いましたが、あまりいいシャッターチャンスはありませんでした。 オスのプレゼンも見られませんでした。 いいじゃないか、こんな時だもの。会え…

長い目

11日目 瞬く間だった。もう復興の土音が始まっているところもあろうが、茫然自失の状態が続いているところもあるだろう。 多くの支援の手がさしのべられるにしても、被災者に起こったこころの傷を早急に癒すことは難しい問題だ。 これから先、被災者を襲う…

久しぶりに鳥見基地に出かけて鳥見をした。 川の中の1本の杭をながめて1日過ごした。 やはり思いが行きつくのは大震災のこと、原発事故のこと。 もの言わぬ1本の杭も東北につながっている。

報道されないことを想像する

メディアが伝える情報というのはすべてのできごとのほんのピンポイントでしかない。 メディアが取捨選択して作為を加えた主観的映像にすぎない。 現場だって被災者の数だって、最初はわからないことばかりで仕方ないにしても、ただ先陣争いだけで、ことの重…

1週間

地震発生の第1報から1週間が経ったがその全貌はまだ見えて来ない。 いまだ拡大の気配の原発事故と合わせて、気を揉む状況が続いている。 未曾有の大災害ということで情報が断片化、錯綜し、全体像がつかみきれないもどかしさがつきまとう。 支援の手が届い…

とりあえず

できることは義援金がベストだと思う。 自治体の窓口はあることはあるが、まだ振り込み口座がなくて、直接持参するシステムなので、どうせ日赤への仲介のようだから、日赤の義援金・救援金募金のゆうちょ口座に振り込むのが安全確実だろう。 ネット銀行の募…

惻隠の情

誰もが何か力になりたいと心底思っている。 ただ広範囲の緊急を要する作業なので柔軟な対応もできる多層的システムが必要だろう。 バラバラの思いを束ねる組織がなければ、効率が悪かったり、偏りが生じたりして力になりえない。 何がどれほど必要になるか、…

想定外のこと

福島第一原発事故の報道では、一瞬過去の忌まわしい事故の記憶が甦り、絶望的な気持ちに襲われたが、この事故を科学的合理的に解説した、A Successful Failureというサイトでの「MIT研究者Dr. Josef Oehmenによる福島第一原発事故解説」というエントリーを読…

見えてないもの

もう3日間もテレビに釘付けになっているが、事態の深刻さが際限なく拡大していくばかりで、まだ明かされていない被害状況がどれほどになるのかと思うと胸塞がる思いだ。 被災者の気丈に振る舞う様は、抑え込んでいる悲しみの深さが偲ばれるだけに一層辛い。…

いつか

いつかといわれていたことが、もう来てしまった。 不意にリアルに。 直下型の地震が頻発する火山の側の我が家だけれど、いつなんどきこんなプレート間地震に巻き込まれるかもしれないのだ。 明日かも。

タマタマヒヨ、チョックラツグミ

別に梅の木に用があるというわけでもなさそうだったヒヨドリとツグミ

ウメジロ(白梅編)

梅園にいって突っ立っとけばウメジロは簡単に撮れるわけで、安易といえば安易なショットではある。 でも花の命は短くて悪天ばかり多かりき、というだけでなくメジロにとっても梅の花はそれほど相性のいいもんでもないようなんですね。 梅の木から梅の木へた…

ウメジロ(紅梅編)

メジロのの色は抹茶色で、ウグイスの色はオリーブ色。 梅に来てピロピロ鳴くのがメジロで、ウグイスは薮の中でジッジッとうるさく鳴く。 梅にウグイスというのはなくて、梅にメジロというのが正解。

ばっ撮りは出会い頭の鉢合わせ一期一会の奇遇邂逅

鳥見に出て何も撮れなくてもがっくりすることはない。 見慣れた風景の中に鳥を探すこと自体が鳥見の本質なのだから。 鳥見とは風景を自然の営みの総体として見ること。 風景を自然の生態系としてながめると、鳥の姿は見えなくても、風景の向こうに息づく命が…

七十里霧中

せっかくの休日、朝から降り始めていましたが、どこでも同じことと出かけました。 昔こどもをつれてよくハイキングした万年山の牧場。 野うさぎや狸など野生動物と度々出会い、頂上付近には水場もあるので何かいるはずだと思ったものの、雲に覆われて、鳥の…

雪鳥花

昨日の朝は一面の雪景色に。 まだユキビタキやユキミヤホのチャンスはあったんだなあ。 もう2日後だったらと思っても詮ないこと。 スズメだってメジロだっているさ。 鶴見岳は今年はずっと霧氷があった。 うちの(市民の)庭の梅園は今が見頃。 しだれ梅も何…

涙を抱いた渡り鳥

時々ちょっと感じの違う鳥がシジュウカラやエナガの混群に混じっている。 ちょっと大きめで尾が長く、背中が黒くて、腹側が白い。 空抜けで影しか見えなかったが、昨日下の方の枝に止まったところを、やっと飛び立つ前に1枚だけ撮った。 サンショウクイみた…

撮りあえずメジロ

メジロはいまが旬ですね。 でも梅の木でいくら待ってもメジロは来ません。 公園の梅園は見頃で人が多すぎるせいかも。 ずいぶん人には慣れている気がするんですが。 そういえば今年はウグイスも少ないですね。

鳥目で歩けば

鳥見に嵌ると風景が変わる。 それは鳥の目で見ることになるから。 鳥目で見ると見慣れた風景が違って見えて来る。 鳥が好む風景は人にも心地よい。 好きな場所に鳥がいればまた世界が広がる。 波野村は阿蘇の外輪山の雄大な高原だ。高原の鳥との秘かな出会い…

メジロの季節

いまの季節、庭の主役はメジロだ。 緑の羽が美しいし、どんな花にも良く似合う。 椿にも似合うが、マンサク、山茱萸、トサミズキとこれからを彩る黄色い花にも良く似合う。 ただ喧嘩っ早くて、餌を取り合って譲ることがない。