いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

コチドリのコチドリによるコチドリのための擬傷

コチドリには擬傷という行動がある。
メスや卵が、外敵に襲われそうになったとき、オスが、傷ついた振りをして、外敵の目を逸らす利他的行為である。
かっこいい割に、あまり有効な方法とは思えない。
目につきやすい砂礫の上に、直に卵を産んで、カラスやヘビの目を逃れられることはあまりないらしい。
造成地で見かけたコチドリを、車の中から撮っていると、オスがメスを庇うように、こっちを睨んで、羽を広げて威嚇する風である。
見たことなかったが、これが擬傷行動なのかもしれない。
むしろ虚勢を張っているようにしか見えないが。
コチドリはともかくそうせざるをえないのだろう。
鳥見の要諦は、擬人化しないことだというが、身を挺して家族を守るなんて、とても人には真似できまい。
どの道、人は敵役なんだから、見習えというなら、崖の上から飛ぶ方がいいだろう。

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