いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

撮るに足らないショットでも

土曜日、県北を徘徊して出会ったのは越冬していたらしいアオアシシギの小群だけだった。
フィールドで出会ったベテランバーダーのHさんにアオアシシギしかいませんでしたというと、「すごいですね6羽も。わたしなんか撮り逃がしてばかりです」と何か過剰なリアクション。
ならば確認してもらおうと思いカメラを取り出そうとして思い当たった。
アオアシシギなど眼中にないだろうし、アオシギと勘違いされてるのでは。
やはりそうだった。
バーダーといっても目線は違うものだ。
翌日のプチ遠征でも思ったことだが、わたしが撮っている鳥など誰も見向きもしない。
むしろ手当り次第にシャッターを切るのはまわりの雰囲気を乱して、バーダーとしては邪道らしい。
というか、いつまでも初心者の域を出ない自分が情けなかった。

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