いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

寛ぎの場所

ヤマセミが寛いでいた木組み櫓はHOKKEさんに聞いた所によると、川が増水したとき、河岸を浸食から守るための消波杭の一種なのだそうです。

七瀬川の河岸がそれによって守られ今も自然のままの川相や里山の風景やヤマセミの営巣を今に伝えていると思うと、懐かしさとともに古人のすぐれた知恵のありがたさがしみじみと思いやられます。

里人にさえ気付かれなかった警戒心の強いヤマセミが、寛いだまま長い時間留まっているのを撮れるのも、名人たちの弛まぬ探究心と観察眼、そして自然にとけ込んだ観察者としての類い稀なる才腕によるものと感嘆せざるを得ません。

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