ハギマシコを撮りにというわけではなかったが、山梨の小渕沢に鳥見に行ったことがある。
まだビギナーのくせにロクヨンなんぞを抱えたわたしに、車の中から手持ちで、ノイバラの向こうにいるハギマシコの群れを、枝が被るからMFで撮りなさいとガイドのおやじが指示してくれた。
雪も赤いノイバラの実もあったが、ハギマシコはほとんど形をなしてなかった。
そのときのショットは今探してもないから見るに耐えなかったんだろう。
そんな苦い思い出のハギマシコがここではどうだ、どこにいたって絵になるぞ。
いや、すこしは年季が入ったということかもしれないぞ。
今年の一番の収穫になることはもう決ったようなものだ。
寒さに耐えられるかどうかがネックではあるが。