2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧
男池湧水を源にする阿蘇野川が貫く男池園地の樹林に身を置くと、何時間いてもあきない。 オオアカゲラのドラミングが樹上の高いところから聞こえて来る。 木々の間をカケスが抜けて行く。清冽な流れに生きものの姿は捉えようもないが、視線の端をときどきジ…
ちょっと近くに用があっって立ち寄ったS浜にチュウシャクシギが3羽きていました。 クロツグミのご相伴に預かろうと2度出かけましたが、道を塞ぐので落ち着いて撮れませんでした。 庭のハナミズキとのコラボを狙いましたが、ピンが来ない。 今日もあるさ。
ミソサザイは求愛期というか、さえずりの時期に撮る方がいい。 男池園地を、去年も、ゴールデンウィークに訪れて失敗した。 人も多いし、鳥影は見えなかった。 今は養雛期で、居場所をさとられないように、林間で目くらましに鳴いている。 気をつけて見ると…
なんて、カッコよくタイトルをつけてみたけれど、以前出したのと似たようなショットでお茶を濁そうという魂胆です。 でも、そうそう鳥の群れと船や灯台が重なってくれることはないし、ピンは固定物に引っ張られるので、うまくコラボショットになるとバーダー…
この2週間前に来たときはハマシギとダイゼンがほとんどで、オオソリハシシギは数羽で、採餌行動や嘴の特徴で探すしかなかった。 夏羽になったオオソリハシシギは数も増し、色や形でむしろ主役のように振る舞っていた。 飛翔する姿も美しかった。 満潮時最接…
雨の中、県北の海岸にシギチの様子を見に行く。 夏羽になりつつあるオオソリハシシギが目立つ。 ハマシギ、ダイゼン、チュウシャクシギ、キョウジョシギなどが混在しているが、大雑把にそれぞれの群れに分れているところもある。 数十羽のオオソリハシシギが…
週末はいつも雨。 雨には雨の風情あり、曇りには曇りの風趣あり。 というわけで、ありふれた絵にも退路が開ける。 雨が降ろうが槍が降ろうが、車の中からネタが拾えるポイントを知っているバーダーは幸いなり。 雨にもめげない鳥さんがいてこそだけど。
鳥見というのはなにも野鳥をきれいに撮るということばかりではない。 鳥のように自然を俯瞰的に見つめるということでもある。 だから撮影条件の整ったところで、ただきれいな珍しい鳥にめぐりあえばそれでいいということではない。 自然に対して手も足も出な…
春雨じゃ濡れて撮ろう。 穀雨だし仕方ない。 今週のネタも相変わらず濡れている。 キジも濡れては衣装が台無しだ。 でもオスは角が現れてすごみが出た。
なぜかわたしが推す「ときめき昆虫学」という本に、小松さんという昆虫学者が出て来る。 この人たちが出した「アリの巣の生きもの図鑑」にある美しく迫力ある写真の多くをこの人が撮影している。 これらは使い古した旧式カメラに牛乳パックのディフューザー…
雨が降っても鳥見はできる。 けど、賢明なバーダーはそんなことはしない。 まず雨の日は鳥が出ない。 カメラ、レンズを濡らしたら元も子もない。 暗くてクリアには写らない。 でも鳥が消えるわけではない。 いまでは道具も防塵防滴、レインカバー、車中撮で…
夕方4時頃帰ってきたコムクドリの群れ、ちょっと餌取りをして、水浴びをして、しばしの逗留のねぐらに入りました。 30羽くらいの群れでした。 たぶんここをねぐらにしているのだろうと。 川縁のネコヤナギで採餌していることが多い。 天気のいい日の朝晩…
前日出会って、準備がなかったために撮り損ねたオオルリ。 昨日出直すと同じ場所でしきりと採餌していました。 日差しがも少し柔らかく、ハナミズキやカエデに止まってくれるとありがたかったんですが、ぜいたくはいいません。 こんな近くでポーズをとってく…
証拠写真にすぎませんが、旬ネタですので今のうちに。 昨日、フデリンドウを撮りに近所の公園にいくと、オオルリが芝生の上を飛んでいました。 あいにくマクロしか持ってなかったので、豆粒にしか撮れませんでしたが、今日また撮り直しにいってみます。 4月…
コムクドリで凌がねば。 で、今日はメス。 コムクドリのメスはフツムク(ただのムクドリを人はこう呼ぶらしい)の険しさがない。 ヒタキのようなつぶらな瞳を備えている。 オスより地味なようで、可愛らしさは負けてない。 人に向けての可愛らしさは必要ない…
この週末は鳥見には生憎の天気でした。 土曜の午後はネタ場へいって夕餉の時間まで昼寝していると、雨が降るまでの数十分、運良くコムクドリの数十羽の群れが一時のねぐらへ戻ってきました。 ほとんどが空抜けでしたが、そこは凌ぎのテクニックを駆使して。 …
鳥を見に行ったんだが蝶の姿しかなかった。 しかたないので練習台になってもらった。 せめて絵になるショットと思うけど、ありふれたというかあるとおりにしか写せない。 センスってなんだ。 金で買えないのか。 金もないけど。
大授搦から荒尾海岸に回ってみました。 ノー天気なバーダーにはここもツキはありません。 最近鳥に興味を持ち始めたという散歩のおじさんが「さっきまでずらーっとおったんやけど、どこへいってしもたとかいな」 「満潮の前後2時間が見頃だよ」 「ここの潮…
自然界の周期的変化がすなわち季節なわけだけど、人はかってにカレンダーに季節を当てはめようとする。 野鳥には野鳥の都合があって、カレンダー通りにはならない。 人は野鳥の感覚の何分の一も持っていないので、野鳥の身になって考えるのは至難の技だ。 だ…
クロツラへラサギが近づくのを待っていました。 この日は小潮でこれ以上は近づいてはくれませんでした。 どおりでほかのバーダーの姿が見えないはずです。 読みが浅かったのです。 ただ行き交う海苔ひびの作業船を撮っては時間つぶししていただけでした。
広大な大授搦の干潟の西側の縁を冬鳥のツクシガモが埋め尽くしていました。 満潮になるにつれて嘉瀬川の河口へと移動してきました。 大分を出る時はみぞれまじりの雨で由布岳は真っ白でした。 桜は咲いたとはいえ、彼らはまた別の春の本格的な徴候を見定めて…
有明海のシギチの様子を見にいった。 大授搦は小潮なので、満潮でも鳥影は遠い。 ほとんどハマシギのようだ。 風が冷たく強いのでデッキまで下りる気にならない。 嘉瀬川河口の方に冬鳥のツクシガモの群れが集まっている。 はずれの方にまだ8羽のクロツラヘ…
虫好きの人はより虫好きに、虫嫌いの人や虫に関心のない人は虫スイッチオンになること請け合いの本を紹介させて下さい。 なぜかって、虫がいなければ鳥も人も生きていけないですもん。 Web文芸誌マトグロッソで15回にわたり連載された「ときめき昆虫学」が…
なんか変な鳥が通っているらしい。 なんとか俺も初見の鳥をと河川敷をさまよってみたけど、未見の鳥を見つけるのは砂漠で米粒さがすようなものだ。 ともかく動くものは写す。 変わったものは写す。 なんとかものにしたと思った数ショット、その場で同定でき…
花言葉ならぬ鳥言葉というものがあったら、カモメはさしずめ「行きずりの恋」だろうね。 昔の日活映画や演歌のカモメはみんなそんなイメージだもの。 セグロカモメはマドロスさん、ウミネコは落ちぶれた酒場の女、でユリカモメはというとなんで波止場にいる…
千鳥という呼称に思い入れがあった。 きっと貧しく哀しいときに口遊んだ童謡と連動していたからだろう。 この年まで、実際の千鳥の振る舞いを見たことはなかった。 いまハマシギの群れを見ると、センチな気分より、壮大な旅をする健気な鳥のイメージしか浮か…
鳥見はままならない。 それは自然がままならないということである。 天気だって、鳥の気まぐれだって。 まあ一種のギャンブルだ。 しかし、宝くじとは違う。 競輪競馬より割はいい。 麻雀くらいか。 ある程度の読みが効くし、いかさまもできるって、おまえは…
週末が雨だとバーダーに刃物はいらない。 殺られるもんか、何か旅鳥が入っているだろうと仕方なく県北に。 遠いハマシギとキョウジョシギの小さな群れに出会えただけだった。 群れはやはり風景として撮らねばと、いろいろアングルを見繕うが、どうしても瓦礫…