いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

恥ずかしい写真

バーダーは詰まるところストーカーである。
オシドリを撮るときは殊にそうである。
狭い穴から覗き見ている姿は多分出歯亀そのものだろう。
ファインダーを覗くカメラマンはすべて出歯亀には違いない。
そうやって撮った写真が恥ずかしいかどうかは人による。
わたしの場合、オシドリは恥ずかしくない。
それを撮っているわたしの振る舞いがなんとなく恥ずかしい。
後ろを通り過ぎる人の訝しげな視線でもそれは感じる。
いい年をした爺が震えながら、日がな1日ファインダーを覗き込んで何かを待っている。
哀れんでいるか、心配しているか、危険はなさげでも得体の知れない不気味さは抱いているのでは。
人知れずハイドにこもっていてもそれは同様である。
エコノミー症候群にでもなった日には迷惑ばかりか、貧乏性まで明るみに出てしまう。(エコノミー症候群はクラスには無関係らしいが)
同工異曲のマンネリネタで恥じることはない。
ただ、それに独断と、見栄や体裁を繕う気持ちが混じるのは恥ずかしい。
いわんや、タイトルにつられて、このエントリを覗いたあなたの品性には何ら恥じるところはない。

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