いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

鳥頭苦肉

涼を求めて

コロナウイルスからはわたしの場合、逃げるというか人と接しなければいいだけだが、この暑さからはどうしようもない。 冷房があればいいようなものだが、閉じこもっていると、体がなまってすぐにメタボが進行する。 だからひとまず外に出て、ある程度標高を…

昆虫のどうでもいい世界

世の中には昆虫好きと昆虫嫌いの2種類の人間がいる。 これは正しくない。 別に好きでも嫌いでもない人もいるし、ほとんど目に入らない人もいる。 こどものときは興味津々だったけど、大人になったら他のことに目が移ってしまった人が多い。 それでリタイア…

アナグマさんこんにちは

毎日何件もの野生動物のロードキルに出会う。 タヌキ、イタチ、アナグマ、キツネ、ノウサギ・・ 動物のこどもは特に車のスピードには敵わない。 カラスやトビがつついていることもあるが、これは食物連鎖とは言い難い。 遭遇すると可愛いけれど、もっと警戒…

立秋の山野草

撮ったのはちょっと前だったので、秋の花といっていいのかどうかよくわからない。 秋の七草にあるものはナデシコ、オミナエシか。 ヒゴタイはこれからだけど、ヤマユリ、ノヒメユリはもう盛りをそろそろ過ぎるようだった。 ナデシコ オミナエシ ヒトリガ科キ…

七ツ森古墳のキツネノカミソリ

ヒガンバナにもいろいろあることを知ったのはつい最近のことだ。 彼岸の頃に一斉に咲く赤いのだけがキツネノカミソリだと思っていた。 先日、猪の瀬戸の肥後街道を散策したときに見たのがオオキツネノカミソリだと教えられて、せっかくなら大のつかないのと…

アオバトによる別府観光案内

別府の町は、ぐるりと半円に囲んだ山並みの裾から、なだらかなスロープが別府湾の青に溶け込んでいる。 だから、周りのいろいろなところから、町を一望できる。 わたしは海側からの眺めが一番だと思う。 アオバトが潮飲みに来る頃の夏の青さがさらに好きだ。…

美は翅に宿る

蓮池に行った。 鳥がダメならチョウが・・いやチョウトンンボがあるじゃないか。 狙いは当然蓮の花とのコラボ。 でも枯れ茎の空きがまだいっぱいあるから、そこまでサービスはしない。 飛翔もピンが来ないし、なら接近戦で羽の微細構造を。 密着はお手の物😭

いうこと聞かん鳥たち

ハナウドが咲き 虫が来る なんの不思議はないけれど いうこと聞かんのは鳥の常 咲いた咲いたハナウドが咲いた 止まった止まったコヨシキリ止まった なんの花に止まった ホオジロだって止まった ハナウドに止ま・・・ 何に止まっちょんじゃ 鳥ならこっちに止…

ハナウドの咲く道

小狐に出会った。 道の真ん中をのこのこ近づいて来るんだから、多分世間知らずの小狐だろう。 何度か出会うところを見ると、案外棲みやすいのかもしれない。 そばまで来て急に気がついたように、牧舎の方へ方向転換してとことこ歩いていった。

雨に咲く花♬

及ばぬこととあきらめました だけど恋しいあの鳥よ ままになるならいま一度 一目だけでも撮りたいわ ネジバナ

ピンクの睡蓮

雨の中で探すのは、雨に合う鳥だが、そうとばかりもいっていられない。 旬というのは季節感ということでもある。 梅雨ならアジサイか。 アジサイに鳥は似合わない。 睡蓮ならと思ったけど、世の中そんなに泥鰌はいない。 カエルでも乗ってくれればと、雨に打…

雨が止んだら

雨の日の鳥見は好きだけど、雨の嫌いな鳥もいる。 だから止んだら動きが活発になる。 天気予報では上がるといったのに、そんな気配はなくて霧まで出てきた。 山の天気の当てにならないこと、鳥の如し。 思い込みの勝手なこと、天気の如し。

かえるの日

6月6日はかえるの日なんだそうだ。 殿様蛙を撮っておいてよかった。 アカショウビンの餌というつもりだったけれど、時期を少し外しはしたものの、まあ旬のネタにはなった。 なんでかと思われるだろうが、おたまじゃくしが育つ時期でもあるし、6/6でケロケロ…

オオヨシキリよりうるさい鳥の話

県民の森で防災訓練のヘリに駐車場を追い出され、蓼原湿原にフィールドを移したのもつかの間、こちらでは防災ジェットの洗礼を受けた。 くじゅう山系の周りを10数周、小一時間に渡って飛び続けた。 ジェットでは救難活動はできまいから、噴火や深林火災を…

ハヤブサに似合う花

本当のタイトルはハヤブサを探せ、あるいは石斛を探せだろうか。 ハヤブサが営巣する断崖はよく知られた名勝地で、バーダーもよく来てはいたが、何分巣も訓練ショーも遠すぎるからか、今は別のポイントに行くらしい。 でもわたしは景色も風の触感もいうこと…

蓼原湿原にいらっしゃい

立ち入り禁止になっていた蓼原湿原が、先日からやっと開放されている。 カッコウやホトトギスやジュウイチも鳴いて、初夏の風情が増しつつある。 湿原の植物はまだ繁茂というまではいかず、ホオアカやセッカの声もたけなわとはいかない。 木道を渡る風も涼風…

通りすがりの鳥たち

旅鳥はロマンだ。 はるか桃源郷に向かって旅しているのだろうか。 繁殖地の夏は花咲き乱れる楽園だろうか。 そうでなくても、氷河期の記憶が刻み込まれたRNAが、連綿と渡りを誘ってきた。 ただ宿命に従順な本能に、苦難の是非はないのだろうか。 そのルート…

麦熟るゝ頃

こどもの頃、電車の車窓から眺めた、一面の麦畑がなぜか目に焼き付いている。 麦畑も少なくなった。 麦飯も縁がなくなって久しい。 貧しさが懐かしいわけではないが、そこで培われたものは忘れない。 自然への憧憬、沈潜、慈しみ・・・ そんな記憶のかけらを…

金さん銀さん一輪さん

わたしの誕生日はゴールデンウィークの中にある。 この年になると誕生日もあまりうれしくない。 いつもは旅先で、一人で、なんかまだ生きてるなあと思う。 若い頃は平均寿命も60歳だった。 だんだん延びたけれど、平均余命が何年あっても、何があるかわか…

赤と白のサンバ

もう田植えが終わっているとこもあり、県北の田んぼで満開のレンゲ畑の刈り込みが行われていた。 赤いトラクターに1羽のダイサギがまとわりついていた。 カメラを向けると農家のおじさんが手を振って応えた。 ダイサギは追い出される虫が目当てなんだろうが…

日陰の花 日向の花

山芍薬が自生しているのを見たのは初めてだ。 自生地はあえて教えてもらわなかったので、偶然出会えて感激した。 野草園などで見たけれど、やはり仄暗い森の中で見ると、白さが際立って幽玄の趣がある。 湿原のサクラソウも満開が近い。 野焼きの後の焼け野…

アケビの花

アケビはこどものときから馴染みだが、花はそうしげしげと眺めたことはなかった。 坊主山の水場の斜面にせり出したツルに、薄紫の花弁に濃い紫の蕊の花が盛りだった。 名人の講釈によると、花をよく見ると2種類あるやろ、大きいのが雌花で小さいのが雄花や…

アオジと一青窈

この冬はなかなかアオジに出会う機会がなく、今まで写せなかった。 やっとノビタキポイントで撮れたものの、まさに証拠写真でしかない。 それでいいのだ。(バカボンのパパ) 今回のショットは話の枕にすぎない。 もう何年か前に、誰かのブログから芋づる式…

イルカは怖いよ

イルカの群れは小魚の群れを岩場の方へ、何度も追い立てては襲撃していた。 あまりまとめて飲み込む風ではなくて、サヨリのような小さな魚を1匹づつ食べているようで鯨飲とは全然違う。 関アジくらいは食べればいいのにと思ったが、最近サバの方は全く釣れ…

イルカが跳んだ

群れで海を泳ぐイルカを見たのは初めてだった。 はるか遠くを泳ぐ姿が見えただけでも感動した。 もっとこっちへ来いと思っていると、なぜか来てくれた。 だんだん欲が出て、向かう先に行けば もっと近づいて来るんじゃないかと、先回りした。 水面を滑るよう…

陸でするホエールウォッチング

海岸線の岩場にはウもたくさんいるので、魚は多いのだろうか。 スピードを上げて近づいてきたイルカの群れは、磯の凹部にまで入り込んできた。 大きいイルカはまさにクジラだ。 車を止めてやってきた地元の漁師さんが、こんな寄ってきたのは見たことがないと…

イカルじゃないの

どこでどう間違えたのか、イルカウォッチングになってしまった。 海岸でコチドリと遊んでいたら、沖にイルカの群れらしきものが見えた。 遠かったが、東に向かう気配だったので、道の駅まで先回りしていたら案の定、魚を追ってやってきて、眼下で漁を始めた…

雪は遅かった

福寿草を撮りに行くという鳥友を追ったわけではないけれど、何かないかとネタを探しているうちに、県境の民家の山野草園にたどり着いた。 ちょうど県外からの山野草愛好者も、何やら珍しい花を訪ねて来ていたのに、端から相乗りさせてもらった。 福寿草もき…

雨とカワアイサが描く波紋

本当に見たかったのは魚鱗紋だったが、まあ、カワアイサが来ていれば、コウライアイサがやって来るのも時間の問題だ。 カワアイサのメスとコウライアイサ、見分けがつきにくいが、さらに雨だし遠い。 ひょっとして、どれかに写っていないか。 翌日、再度チェ…

鳥としてはキリ

なんのショットかと訝しがられるかもしれませんが、オシドリです。 もう少し前面に出て来てくれたらと思うのだが、ちょっとこっちが顔を見せたらすぐに引っ込んでしまうので、まだなかなかです。 カルガモなら遠慮しない?のだが。 早よせんと紅葉が終わって…