いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

背水のばっ撮り

このブログの更新だけが今のわたしのノルマだ。 ノルマといったって誰にやらされてるものではない。 自慢じゃないがわたしは小中高と皆勤だった。 それが悪かったのか、大学はあまり出なかった。 日記も3日坊主だった、 ブログの更新だけはまめにやってきた…

鳥はどこへ行った

ゴールデンウイークというものがあったなあ。 バーダーにとってはあまりありがたくないシーズンだ。 昔はGWとお盆だけが子供をキャンプに連れて行ける唯二のチャンスだった。 その必要もなくなってウン十年、こっちが鳥に遊んでもらうようになって十数年、今…

ケリのヒナの雨宿り

ケリのヒナは孵るやいなや自立するらしい。 そうはいってもまだまだ危なっかしい。 親はしっかり見張っている。 危険を察知すると鳴いてこどもを呼び集めるが、鉄砲玉のこどもはなかなか戻らない。 雨に濡れると体温調節もうまく行かないから、親の懐に入ら…

潮は来なかった

風が強かった。 満潮近いのにシギチの群れは沖の方だ。 「寄りませんねえ。潮位が高いはずの日でも、陸からの風が強いと潮は追い返されるんですって」とフィールドスコープを覗きながらバーダーさんが独り言ちた。 「もう1度、ゴールデンウィークに出直しま…

ダイサギの婚活

キンポウゲの花が真っ盛りの野原でダイサギが群れている。 旬といえば旬だが、辺りのバーダーは誰もカメラを向けようとしない。 自分も人ももうやってしまったことはダメなんだ。 能がないというのはこういうことなのか。 そろそろわたしにも写せますから抜…

バーダーの非日常でない日常

鳥見は非日常だった。 だから鳥見は新鮮だった。 何だっていつまでも新鮮なわけはない。 マンネリとは非日常の日常化だ。 ライファーを求める、旬を追うということは非日常を体感することだ。 それを忘れたらバーダーは老いる。 でもね、今日は昨日の今日で…

シュンシュンしてるオオルリ

これが旬でなくて何が旬だ。 時は春 日は昼下がり オオルリのフジに来て鳴きて 〜パクリ中略〜 全て世は事もなし

緑陰のオオルリ

夏鳥は入る前に会いに行っても会えるわけないのは当たり前。 囀りが聴かれてる場所が増えてきたので、近くの観光施設の遊歩道に行くと、水場から飛び出す影があって、すぐ近くの木に上がった。 シルエットだが青味があるからオオルリだろうと、追いかけなが…

旬ではないが瞬ではある

ソウシチョウに含むところはない。 でもネタにする時にはなぜか逡巡がある。 ここまで席巻していても、いまだに侵略的外来種であるということが頭の隅にある。 なら何とかせえと言いたいが、もはや手が付けられない。 色眼鏡で見るだけか。 あんたが悪いんじ…

キジも鳴かずば浮かばれまい

獲って食べてもいい国鳥なんているのかしらん。 でも、猪猟はよく出会うけど、あまりキジ撃ちにはお目にかからない。 勿体無くて撃たれんか。 大体鳥獣保護区におるもんな。 鳥肉なんてブロイラーで十分じゃ。 あちこちでキジの鳴き声が聞こえる季節になった…

オオルリに会えた日

オオルリ、キビタキに何度も会いに行くが、振られっぱなしだった。 やっとオオルリの声に出会えたが、遥か彼方だ。 諦めかけたが、なんだか近くで声がする。 目を凝らすと割と近い松の枝で鳴いていた。 瑠璃色は自然界では案外目立たないものだ。 日が当たる…

後でシャッター押せばいい

ランドオン写すに反射神経は要らぬ、のんびりシャッター押しすだけでいい。 年寄りの趣味にちょうどいい。 待ちぼうけでも口ずさみながら。

ケリたちの春

そろそろケリのヒナの見られる頃かと県北に行った帰りに回ってみた。 一番の姿しか見られなかったのはちょっと寂しかったが、秋には成鳥が10羽近くいたから、どこかにいるに違いない。 営巣しているのかどうかも判然としなかった。 こんな田んぼの真ん中の…

コムクドリとばったり

堤防道路に車を停めて雨宿りしていると、鳥の群れが鳴きながら飛んできて電線に止まった。 ムクドリかとは思ったが少し小柄なような気がした。 双眼鏡で覗いたらやはりコムクドリだった。 空抜けの逆光だけど、夏鳥に振られた後だったのでカメラをセットして…

イソヒヨドリの迷彩

クロウタドリに会いに行った時に、いい声がするので仲間にこっちこっちと呼んだら、それはイソヒヨと笑われた。 イソヒヨドリの鳴き声はクロウタドリにも負けないと思う。 声はいいし、姿も好きだけど、オスは海の色に合わせたようだが、メスはなんとテトラ…

ノビタキ今季初見

キビタキ、オオルリの姿を見に行ったが叶わず、市中の河川敷を覗くとノビタキのオスの夏羽が見えた。 止まっているのはなかなかピンが来ないけど、飛び出すと大きくなってなんとか写せた。 メスもいたがこちらは遠すぎてピンがこなかった。 ともかくまず一つ…

夏鳥はまだか

夏鳥が来ているとの情報で近場を探してみるが、未熟なまま老化した耳や目ではなかなか難しい。 リュウキュウサンショウクイはカラ類に混じってよく見かけるし、目立つので慌てて追いかけるがいささかネタ感に乏しい。 前に交尾に出会したことがあるが、もう…

白黒をつけない話

鳥の世界は鳥同士何か気に障ってもあまり傷つけ合うことはないような気がする。 同じ種でも、威嚇のポーズだけなような。 白黒をつける、ALL Or None、二者択一などというのは偏狭な政治家にはおるな。 鳥の世界には共存の知恵が溢れている。 まあ閑なバーダ…

湖畔の朝

花とコラボさせて鳥を撮ろうと何度も試みたが上手くいかない。 市街地より5度低いこの湖畔でももう桜は終わってしまった。 葉桜や蕊だっていいんだが。 繁殖に入ったカラ類もあまり姿を見せない。 朝はそれでもソウシチョウやホオジロの声が賑やかで、何かを…

誰もクロジは見ていない

ネタとしては二番煎じなのだが、クロジについて先日新聞で読んで引っかかった記事というかコラムの話。 小学校で先生が黒板にチョークで丸を書いて、生徒達に西洋紙にそれを写しなさいと指示したら、一人だけ紙を真っ黒に塗って丸を白抜きにした生徒がいたと…

貧すりゃ鈍する憂嵌バーダー

なんとしてでも明日のネタをと河川敷をうろうろして、川縁に入ると向こう岸の近くにカンムリカイツブリの群れが。 もっと近づこうと車を回すと、嫌な感じでタイヤが空回り。 以前は砂利の浜だったのが、いつの間にか砂地に変身。 ともかくネタを先に仕込んで…

ゴイサギもいいけどダイサギもいいぞ

鳥は飽きるということはないのかな。 そういう前に、恋とかするんだろうか。 ビジネスライクか本能かで相手を選んで、することをしたらハイまた来年というんじゃなかったっけ。 これは飽きないシステムだね。 人間の少子化対策の参考にならんかな。 これが一…

ゴイサギは何処に行った

ここ数年サギのコロニーがめっきり少なくなって、ゴイサギやササゴイの姿を滅多に見なくなった。 見栄えが良くていいネタだったんだが、おかげでしょっちゅうネタ不足を託つことになった。 所用で隣県を走っていると、冬場カモ池だった場所にダイサギとゴイ…

まぼろしとうつつのはざま

この頃は、本屋に行くと年寄りばかりがうろうろしている。 確かに、本も終活とか脳活とか認知機能検査対策とか好きなように生きろとかいうタイトルが目白押しだ。(一応鳥絡み) 今更、教えられてどうなるものでもないし、わたしにはもう活字はだめだ。 でも…

ウグイス鳴かせたこともある

これ男が昔はモテたと自慢する時の文句かと思っていた。 でも逆というか年老いた女性の側からの言種だった。 わたしとしては泣いたことはあっても鳴かせたことはなかったけど。 ウグイスの囀りはオスの専売だもんね。 囀りに比べてその姿はかなり地味目、声…

守江湾のクロツラヘラサギ

陸続きになった河口の砂洲の浜で越冬していたクロツラが、満潮で消波ブロックの上で潮を避けていた。 近くに漁船が近づいて防波堤の先に移ったが、4羽から6羽になっていた。 そろそろ渡りの準備で集結し始めたのかもしれない。 干潮になると沖の砂洲の方へ…

カンムリカイツブリテナガエビで求愛

カンムリカイツブリの夏羽でもと探すけど、どこの漁港に行ってもなかなかいない。 まだ夏羽はほとんどいない。 河口堰に行ったら夏羽と冬羽のカップルがいた。 なんとなくオスが夏羽だと思っていたら、求愛餌のテナガエビらしきものを潜って撮って来たのは冬…

無手勝流の探鳥

探鳥に最も必要なものは何か。 それは優れた五感と体験から身についた知識である。 暇と根気と言いたいところだが、それだけでクロジを見つけることはできない。 囀りはともかく地鳴き、グゼリなどわたしには想像だにできない。 日陰の鳥は目につきようもな…

アリスイを探すということ

なぜアリスイに巡り会えたのかははっきりとはわからない。 でも会いたいといつも願っていた。 なぜアリスイなのかということはなんとなくわかる。 どこか他の鳥と一線を画しているし、目立たなく生きている。 そんな鳥が生きているということが、わたしには…

霧に咽ぶバーダー

バーダーであれ年寄りであれ、その生活は惰性である。 朝食が終わるとブログを更新し、天気は構わず今日もせっせとネタ稼ぎ。 心当たりはないのでとりあえず近場のMFに向かう。 雨中の鳥見は好きなんだが、霧は困る。 ゲーテの心境がちょっとわかる(まさか…