いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ガビチョウの肖像

野鳥界を席巻する侵略的外来種と生物界公認の異端者、ガビチョウがハゼの木のポイントににゅっと顔を現した。 声もよくて器用な鳥なんだけど、固有種を駆逐してもらっては困るということだろう。 でも、我が物顔で鳴きまくるのを、どうすることもできそうも…

男の紋章 コゲラ

鳥は性別によってまったく姿形が異なる種から、どう見ても判別しがたい種まで様々だが、それは人間の目から見てだけの話で、スズメでもムクドリでもちゃんと見分けているのだから、余計なお世話というものだろう。 まあ両方撮り分けないと気が済まないバーダ…

やっと出会えたハゼの木のルリビタキ

今年は山に餌が多いのか、餌場のハゼの実が一向に減らない。 当然主役のルリビタキも一向に姿を現さない。 雪は溶けたが、そろそろかなと、ネタ調達に出かけたら、ちょっとだけオスが顔を覗かせてくれた。 いつもならユキビタキの時期なんだけど。

徒労の遠征

特ネタを求めて2日間プチ遠征をして来たが、かなり前の情報だったせいか、あるいはタイミングが合わなかったか、会うことができなかった。 バーダーにとっては、これは常態で、むしろネガティブデータこそ重要なのだ。 だいたい行き当たりばったりのバーダー…

てんでばらばらなる飛翔

何かこれらのショットに一貫したテーマを求めるとしたら、それは落ちこぼれた飛翔とでも言おうか。 なんとか削除を免れていた飛翔か。 ネタ切れを救ってくれた飛翔、待てば出番の飛翔あり。 鳥のやることはわからないというが、このバーダーの考えることもわ…

鳥見は水物

いや水場。 美は水場に宿る。 野鳥のリラックスした姿が近い。 水と相性がいい。 濡羽色の艶やかさ。 湯浴みでなくても、飲んでるだけで、まあいいや。 キクちゃんの無沙汰はイタダケないけど。 ヒガラちゃんの無愛想は想定内。 思い通りにいかないのが鳥見。

カモだってネタになる

カモもよく見ると美しい。 マガモやヨシガモのエメラルドグリーン。 カルガモだってチラッと覗かせる風切り羽根のブルー。 オナガガモはそのシャープなシルエットが好きだ。

県北で越冬中のシギチの大潮満潮時の振舞いについて

大授搦ほどではないが、県北の干潟でもハマシギやダイゼンが越冬している。 ネタを探しに県北に行けば、まず間違いない。 丁度大潮の満潮時だったので、波止でシギチが潮を避けていた。 群れ飛ぶ姿をゴミと言われないためには、せめて風景とのコラボが必要だ…

カワアイサの耐えられない軽さ

またまたカワアイサだ。 今年はカワアイサの当たり年らしい。 2桁も来たことはあるのかしらん。 それが県下で1番の広くて長い川を行ったり来たりするから厄介だ。 だったらそう撮りまくらなくてもいいようなものだが、コウライアイサのバッチリのショット…

時にはネタのない子のように

鳥見は水物だから、当たり外れはある。 だが、ブログは脳トレだから、継続が力である。 初心に還ればネタはある。 だが何か新味は欲しい。 鳥にも瞼があるのだというだけ話。 瞬膜ちゅうのもあるな。 あれが出るとナイスショットも物にならない。 魚には瞼は…

コクガンは白か黒か

白黒の鳥を撮るのは厄介だ。 ヤマセミでも苦労してるが、白飛びしないためには露出補正をいっぱいに落とす。 だからバックは真っ暗。 天気がいいとコントラストがつきすぎて、白も黒もというわけにはいかない。 なんか教えてもらった気もするが、すぐに忘れ…

七瀬川のカイツブリ

今更ですがカイツブリです。 何処が旬か。 冬の七瀬川の水は透明度が一層上がる。 水量は落ちるけれど、それだけに漁をする鳥には楽になるだろうか。 カイツブリは寒くないだろうか。 濡れた羽には空気の含みはないように見えるけど。 外側に空気の膜ができ…

かわいくても猛禽 チョウゲンボウ

チョウゲンボウに出会うとホッとする。 人の営みとチョウゲンボウの生息が折り合っている気がするからか。 農耕地に猛禽がいるということは、さしあたり生態系が保たれていることだ。 まだ人が安全だと慣れて来てはいないけど。 その距離感がまたバーダーを…

わたしの好きなダイシャクシギ

去年のネタは今年のうちに。 多分、大授搦に越冬中のダイシャクシギは今もこんな風だろうし。 潮が満ちて来ると、干潟のシギチはだんだんテラスの方へ移動して来る。 干潟が消え、チドリや小型のシギが飛び立った後、残ったダイシャクシギも最後に飛んで退避…

コウライアイサは何処に

このエントリーはコウライアイサが見当たらなかったというコンセプトではない。 あくまで大野川で越冬してくれたカワアイサが主役である。 先日カワアイサと思って撮ったなかの1羽に鱗状紋が写っていた。 山下湖のコウライアイサが見当たらなかったのでこち…

行きがけのオシドリラッシュ

コウライアイサを探して大野川を遡った。 カワアイサの中に混じっていないかと、カワアイサを探すが、目についたのはオシドリばかり。 上流から下って、カップリングのために集まっているのだろうか。 カワアイサのネタがまとまらないので、まずはオシドリネ…

シックなカンムリカイツブリ

夏羽の猛々しい感じの赤いカンムリカイツブリもいいが、冬羽もなかなか優雅な風情がある。 せっかく撮っても、あまり出番がないけど、近くに来てくれたのでカメラを向けた。 埋めグサというわけではない。 やっぱり冬の風物詩だ。

ミヤコドリが5羽になった日

去年の守江湾のミヤコドリは6羽だった。 今冬は4羽が飛来して越冬中だったが、久しぶりに様子を見に行くと5羽に増えていた。 どこからやって来るのか、去年の仲間か。 もう1羽増えてくれるのか。 もうすぐ6羽で杵築城をバックに飛んでくれると信じてい…

水場の賑わい

2日前、キクイタダキとヒガラを見逃したので、リベンジに。 あっけないくらいに、オールスターキャストが出てくれた。 この日の出動バーダーは4人、隣の先輩の車はストーブ入り。 餅を焼いてくれた。 ちょっと怖い。 タンクの水は鳥用。 わたしは寒さに耐…

水場ができたぞー

鳥を観察するには水場は最高の場所である。 タイのハイド然り、御池の観察小屋、富士山五合目然り。 わかっていてもおいそれとはそれはできない。 水を置いとけばいいいというものではない。 先輩がそれを作る作業を見て、つくづくそう思った。 知識だけでは…

オシドリバトルロワイヤル

1羽のメスを囲んで5羽のオスが侍っている。 オシドリに生まれなくてよかったなどと考えるのは愚かだが、何と無くオスに同情したくなる。 何が勝敗を分けるのか、あるいはオシドリ夫婦ならぬ一妻多夫制なのか。 子孫存続のためのなんらかの合理性があるのだ…

オシドリミッション インポシブル

野鳥は警戒心が強い。 中でもオシドリは、わずかな気配を敏感に察知して、あっという間に消えてしまう。 暗い、寄り付きの悪いところか、遠いところに屯ろする。 オシドリ撮影は難易度が高い。 だが、そこは畜生の浅ましさ。 あんまり利口に見えない通り、判…

タゲリのいる干拓地

タゲリのタは田んぼの田だが、他に田のつくタシギやタヒバリに比べると、格段に華美で上品である。 まあ田んぼにそんな鳥がいたって不都合はないが。 そうはいえ、普通にいるとあまり目立たない地味な鳥といっていいかもしれない。 それが成長して、柔らかい…

氷上のオオバン

我が家は夏は涼しいが、冬は寒い。 カミさんが暖房嫌いなせいもあるが、鶴見岳から降りてくる冷気のせいだろう。 正月からこちら、少しは寒気が和らいできたと思って、山の様子を見にいったら、志高湖の水面が凍っていた。 標高が500mくらい違うから、5℃…

オシドリだってカモのうち

源流近くの清流に浮かぶオシドリが撮りたい。 今年はなぜかその辺りにオシドリが見当たらない。 正月すぎると下流に下るのが定石のようではあるが、鳥だっていつもルーチンで行くとは限らない。 いそうなところを探ってはみるが、だんだん遠くなるし、透明度…

ホシムクドリは昼光る

ホシムクドリも県北の冬の風物詩になったようだ。 鮮やかに輝いて飛ぶ姿を見たいと何度か挑戦するが、なかなか思うように光ってくれない。 陽射しの加減があるようだ。 発色するのは羽ではなく胴体のようだし、当たり具合が難しい。 抜けのいいところを飛ん…

ハイチュウは消えず ただ去りゆくのみ

マナヅルが12羽干拓に降りていた。 それを狙っているファインダーにハイイロチュウヒのオスが入ってきた。 ナメた真似をしやがる。 そっちにピンを移しながら追尾するが、敵もさる者あっという間に小さくなって行った。 しばらく待ったが、昼近くに現れる…

遠いトモエガモ

正月らしいオシドリを狙って行ったけど、幸いトモエガモがいてくれた。 カモ類はそれぞれに華やかで、精緻な柄を持っている。 ただバーダーにとっては、ありふれたという言葉が禁句なのだ。 バーダーというのは進取の気性に富んだ人間なのだ。 だから若々し…

翔けクロツラヘラサギ

沢山のクロツラヘラサギ・ヘラサギを見るようになった。 絶対数が増えているせいかどうかはわからないが、きっといいことなんだろう。 なんだか白さが際立って見えるようになった。 もううユニークなヘラもスマートにさえ見える。 慣れすぎたかな。