虫の居所
ホウジャクはスズメガ科に属する通り蛾の仲間というか羽を閉じれば蛾そのものだ。 でも蛾だって蝶目だからチョウとだって画然と区別される訳でもない。 漢字で書くと蜂雀だからハチドリとだって当たらずとも遠からじだ。 ホバリングしながら、長い口吻を伸ば…
湿田にミソハギが自生している場所があって 、ブルービーやホウジャクはいるのだが、ぬかるんだところは気持ちが悪くてためらっていた。 しかし丈が高いので抜けのいい写真が撮れそうのなので、地主さんに断って、勇を鼓して入って見た。 倒れたりカメラを落…
そろそろかなと思って海星館にアサギマダラを見にいったが、フジバカマもまだでちょっとばかり時期尚早だった。 でも色々なアゲハチョウが舞っていて、中には海をバックに撮れそうなやつがいたので粘って見た。 チョウがもう少しアップになればいい感じだが…
鳥がいなければオオスカシバでいいやと思ってはいたが、ホウジャクはいるがそっちはなかなか出会わない。 あちこち花のある場所を探って、やっと農業文化公園のハーブ園で出会えた。 あまりよく見たことはなかったけれど、結構カラフルでビロードのような質…
ブルービーがいるとわかっているのに撮らないわけにはいかない。 ならばと教えてもらったポイントにまた出かけた。 先にいた鳥見仲間のNさんがいるよといわれたので、待っているとすぐに1匹現れた。 概ね15〜20分間隔くらいで現れるものなのだ。 アレチハナ…
ヒゴタイはユニークな花だ。 イガグリのような真ん丸な玉の一つ一つの棘が花弁として開く。 そこに蜜があるのだろう。 真ん丸になっているのにどんな理由があるのか、造物主に聞いて見たい。 ハチがやってくるのは当然だとして、アブや蛾も蜜目当てなのか。 …
ブルービーもヒゴタイも隣県の専売だと思っていた。 それがどちらも、地元でも行くべきところに行けば出会えるとわかったのは、ここ数年のこと。 そのコラボを狙うようになったのも去年からのことだ。 鳥ネタの閑散期には大いに重宝するし、その取り合わせは…
青い〇〇というのは、やはり絵になるな。 いや、絵になりそうだ。 絵になるまで頑張ろうという気にさせる。 ブルービーはやはり・・幸せを運ぶ・・・それはない。
ブルービーとヒゴタイを狙って出かけたけれど、なかなか止まってくれず、去年見かけた野草園に行ってみたが見当たらず、好きなマツムシソウでもとファインダーをのぞいたら、黒い虫が気になって、もしやと近づくとそれがブルービーだったという話。 おしまい…
今季のブルービーはもう出した。 で、またミソハギにブルービー、何が違う。 撮った日と場所が違う。 また撮ったら出したい。 何のためにでもない。 だんだん良くなる法華の太鼓と思いたい。
山道を走っていると、カラスアゲハが2頭吸水をしていた。 近づいて見ると、体尾部から水を飛ばしている。 タイのスソビキアゲハのポンピングが有名だが、それを実際に見るのは初めてだ。 簡単に写せそうで、タイミングをつかむまでが大変だった。 この行動…
鳥見に失敗したものの、イワタバコという野草にアサギマダラが止まったところを運良く捉えることができた。 フジバカマだけじゃないんだね。
ミソハギには色々な虫が寄って来る。 匂いだろうか、蜜の味だろうか。 ヒョウモンチョウは識別が難しい。 オスとメスの区別もややこしい。 初めて見た蝶が図鑑で調べるとメスグロヒョウモンという豹紋ではないメスだった。 分かりやすいような分かりにくいよ…
ブルービーは色々な花に、色々なところで来るんですね。 最初は熊本まで行っていたのが、だんだん地元で、それも鳥見をする場所の足元にもいることがわかりました。 やはり極めつけはヒゴタイですが、それはもう少し後かな。 そうそう、ナベナもあるなあ。
梅雨明けはバーダーには厳しい。 あまり格好のネタがないから。 ともかく涼しいところへと高原に行くが、日差しはたまらない。 日陰のあるところもあまりない。 ここなら花となんかコラボできるかもと花公園に入った。 わたし好みの花はない。 匂いの強烈な…
雨が上がった日の昼下がり、あちこちでアオスジアゲハの群れが地面に降りていた。 アオバトの潮飲みと同じなのだろうか。
農業文化公園はバーダーにとってそれほど魅力のある場所ではない。 ただ、県北への下道の道中での通り道にすぎない。 道はいいし空いているので、ひょっとして棒かぼた餅にでも当たらないかと、ささやかな期待はなくもない。 最近は鳥ネタと虫ネタがいい勝負…
虫嫌いは多い。 いわんや蛾においておや。 ホウジャクは蛾の一種だが、他の蛾と違ってなんとなくスマートなところが好きだ。 長い吸蜜管を伸ばして、ホバリングしながら蜜を吸う姿は惚れ惚れする。 これがオオスカシバなら、誰も文句のつけようがないがな。 …
ある昆虫学者のいうところによると、ルリモンハナバチは、非常に狡猾で残忍な寄生蜂なんだそうな。 宿主側にとっては、幸せを呼ぶブルービーとは対極にあるらしい。 でもそんなことはどうでもいい。 どうせこの世は見かけと思い込みの錯覚にすぎないのだ。 …
県民の森の奥に咲く一株のヒゴタイ。 雨が上がると何びきもの蜂が吸蜜にやって来る。 ここにブルービーもやって来ると聞いていたので、しばらく待つとどん尻でやって来た。 今年は地元のいろいろな場所で、いろいろな花に来るブルービーを撮ることができた。…
ナベナはヒゴタイを小さくしてピンク色にしたような花だ。 県民の森の奥にこんな花があって、ブルービーがやって来ると名人から教わったのは、この1、2年のことだ。 先日そのナベナが咲き始めたと聞いて早速行って見ると、1匹のブルービーが飛び交ってい…
幸せに飢えているわけでもない。 幸せの青い蜂はそれほど探し回らなくても、すぐそこらへんにでもいることがわかった。 だいたいそんなことに興味のあるというか、そんなことで幸せになりたいなどと思うものはそんなにいない。。 こんなところで何やってるん…
ルリモンハナバチを目当てに行って、ついでに撮った虫にすぎないけど、どんな虫だってそれが希少種で名前がそれなりに周知されていたら、きっとどこまでも探しに行くだろう輝きと精緻さを持っている。
お盆の間はというか台風の間は行ってないのでわからないが、多分ヒゴタイの花は今が盛りの頃だと思う。 ヒゴタイの花は鞠が一輪の花ではなくて、栗のイガイガの一つ一つが花被(花びら)なのだ。 イガのところには虫はこない。 トンボが止まるだけで吸蜜はで…
羽のあるものは被写体として鳥と同格に扱う。 閑古鳥の鳴く時期は、虫に画材が移る、これは当然のことである。 虫に肩身の狭い思いをさせてはいかん。 それはバーダーが引き受ける。 ホウジャクという虫は面白い。 飛びながら吸蜜する。 鳥で言えばハチドリ…
ブルービーとヒゴタイのコラボは念願だった。 花にくる虫を丹念に探っていたら、瀬の本の牧草地でヒゴタイに止まっているのが目についた。 僥倖としか言いようがない。 ヒゴタイを今まで探して見つけたことがない。 ブルービーはいると思って探さないとダメ…
もう少し幸せを欲張って、去年いた農業文化公園とハーブで見当をつけた大神ファームへ行って見た。 文化公園のハーブ園には少しラベンダーセージが残っていて、20分ほど待つと一匹の幸せがやって来た。 10分おきくらいに姿を現わすので2匹くらいいるの…
先日来、そろそろ出てないかと、県民の森や南阿蘇ビジターセンターなどをチェックしたが見つからなかった。 ノヒメユリを見に行った帰りにヒゴタイ公園を再度覗くと、ミソハギに2匹のブルービーが見つかった。 ラベンダーセージやバジルなどハーブ系の花が…
本当の名前は知りません。 バラは多分ノヴァーリス、コガネムシはマメコガネ。 甲虫が飛ぶのは外の硬い羽でではなく、中の柔らかい格納羽でなんだと知ったのはつい先ごろ。 虫の宇宙・・・
蜂というとオオスズメバチなどを思い浮かべて毛嫌いする人が多いが、農業も生態系も成り立っているのは、これら昆虫に寄るところが大きい。 好きにならないまでも、そこんところをよく理解してもらわないと、いつか共倒れにならないとも限らない。 クロマル…