いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

一番乗りはカイツブリ

夜明け前からヤマセミ基地にこもっていると、最初に聞こえてくるのはカイツブリのピーピョロロロロ・・という長いトリルである。
それが止んでしばらくすると、ピィッ・・ピィッと高い鳴き声が聞こえて、薄暗い川面を探すと、カイツブリが潜りながら上がってきている。
それがときどきヤマセミの短鳴きに聞こえてどきっとする。
カイツブリはすぐに潜るし、どこに上がってくるか見当がつかないので撮るのがやっかいだが、何はともあれシャッターをきる。
いまは慣れてしまったが、この愛らしさにはしばらくはぞっこんだった。

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