いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

アユセミ哀歌

七瀬川といえばヤマセミだが、このところとんとご無沙汰である。
何度も増水で基地が流されたり、シーズンオフに自主的に撤去したり、堤防の工事で入れなかったりで、機会がなかったこともあるが、川相の変化でヤマセミが来ているのかどうか、一抹の不安もある。
仲間が、遠来のバーダーのために改修した基地に、早朝入らせてもらった。
週末は投網漁の人がいたりして、ヤマセミも寄り付かないらしいが、今年はアユも不作らしく、バッテイングすることもなかった。
しかし、ヤマセミの姿も声も朝は捉えられなかった。

最初に現れたのは1羽のカイツブリだった。1月前は若も1羽いたのだが。
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日が昇り始めた頃、カイツブリの姿が消えたと思ったら、高く水煙が上がった。
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黒い影が対岸の木陰に入るのが見えた。ハヤブサか。
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目を凝らすと、話に聞いていたオオタカらしかったが、何も捕えてなかった。
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やがて飛出した。
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再チャレンジではなくて、上流へと消えた。
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またカイツブリが無事であらわれた。
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アユも少ないし、オオタカの狩り場にもなっているらしいので、ヤマセミもここにはこないかもしれない。
オオタカはこの辺の食物連鎖の頂点にいるはずだが、その後、アオサギを追いかけて下っていった。
その後をカラスが2羽、獲物を横取りせんとくっついていた。