コマドリは秋の色だ。
秋に出会うことは、この年では難度が高いと諦めていた。
春にだって千載一遇のチャンスしかない。
あろうことか隠し水で撮り放題という情報が飛び込んできた。
でも脚力もバランスもおぼつかない、いつまでいるかどうかもわからない。
登山者も多かろうし、バーダーも過密状態かも。
晴天の気温が上がった昼下がり、ダメもとで気息延々這いつくばって登っていった。
たどり着くとまだこれからと構えているバーダー仲間がいた。
そして間も無くコマドリショーが開演した。
登山者や野鳥のためにこの山奥の水場を整備してくれた仲間に感謝しきり。