いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

道東探鳥記'22

シマ エゾ キタ

どこがどう違うのか、北海道の生物にはシマ・エゾ・キタがついている。 それらといたるところで出会う。 最初は物珍しさでカメラを向けるが、日常とわかると素通りする。 でもどこにもクマに注意と書かれていると尻込みしてしまう。 熊鈴は必需品 野付半島の…

俺は待ってたぜ シノリガモ

シノリガモは相棒が厳冬期に羅臼で撮っていて、うらやましかった。 もういないものと思っていたが、落石クルーズでまだ何羽かを見る日があるらしかった。 ウトロ側からのクルーズの待ち時間で、海岸を眺めていると、どこからかシノリガモの小群が集まってき…

オホーツク原生花園の鳥 ツメナガセキレイ 2

キセキレイは近頃頓に増えた。 川縁だろうが、山道だろうが、街中だろうが至る所にいる。 よく、車のエンジンルームや機械類の隙間に巣を作って、困らせたりしている。 それとツメナガセキレイとどう違うのか、今回やっとわかった。 ツの方が足が長くて黒く…

オホーツク原生花園の鳥 ツメナガセキレイ1

鳥の値打ちって何だろう。 きれいな鳥、精悍な鳥、稀少な鳥、偶発的な鳥・・・ わたしは花とコラボしてくれる鳥がいい。 今回はちょっとタイミングが悪かった。 でもツメナガセキレイは地元の旅鳥としても繁殖地でもなかなか出会えなかった。 その分たっぷり…

オホーツク原生花園の鳥 ノゴマメス

北海道のオホーツク海沿岸部には砂嘴で囲まれた潟湖がいくつもある。 その砂嘴の部分が原生花園を形作っていることが多い。 ただそのどれも一様ではない。 南から北へ花の時期、種類、鳥の繁殖期が少しずつ変化するのが面白い。 そのどこにもノゴマは見られ…

オホーツク原生花園の鳥 ノゴマオス

今回の遠征でノゴマはこの1番いだけだった。 出会ったバーダーさんも口々にノゴマが少ないと口にする。 ノゴマは夏鳥の花だ。 きっとどこかで油を売っているんだろう。

オホーツク原生花園の鳥 オオジュリン

前回のオホーツク探鳥ではオオジュリンはいたるところで見かけたが、今回は時期が早かったのかそれほどでもない。 まあ、同じ個体が子育てに勤しんでいて、賑やかに見えただけなのかもしれない。 ハマナスも少ないのでコラボのサービスもちょっと物足りなか…

オホーツク原生花園の鳥 ノビタキオス

今年はノゴマもオオジュリンも少ないねえと出会ったバーダーさんが言っていた。 前回より半月以上早くきたのでタイミングが悪かったのかと思ったが、そうでもないらしい。 小清水原生花園は花も少なかった。 ノビタキだけはどこでも声がしていた。 まだ求愛…

オホーツク原生花園の鳥 ノビタキメス

今回の旅は出だしは良かったが、知床峠のギンザンマシコは霧に覆われて寒く不発だった。 ウトロ側に降りると一転晴れて、知床五湖も快適な観光ができた。 翌日の知床クルーズは避けたい気分だったが、天気も良く波も静かだったので急遽再開したばかりのオー…

シマフクロウの夜 別れ

シマフクロウの撮影方法に関して色々と疑問を抱かれると思う。 LEDの間歇照明で最小限のストロボ効果を出す工夫や暗い小屋から観察する仕組みで、ストレスを極力避けている。 生簀の魚はもう川では賄えないので仕方ない。 ここでシマフクロウに会うことに後…

シマフクロの夜 第4回目の飛来

民宿の主人の預言通り深夜になってシマフクロウは番いで現れた。 オス(脚環をしている)が漁をしているのをメスはしばらく眺めていた。 オスはすぐに立ち去ったが、メスはそれからほぼ10分くらい漁を続けた。 次に来るのはまた何時になるかわからない。 2時…

シマフクロウの夜 第3回目飛来

雨のせいか、これまでより飛来間隔が長いことを、様子見に来る宿の親父さんが申し訳なさそうに、「ヒナが孵っているから、これからバンバン来ます」だの「今はちょっと別のところでネズミを獲ってます」「今度は番いで来ます」などと言って励ましてくれる。 …

シマフクロウの夜 第2回目飛来

風蓮湖のほとりで鳥見していると、通りがかったバーダーさんが、前日シマフクロウを撮りに行って、7時48分から7回も出たという話をしてくれた。 宿からはヒナが孵って早くから出るので5時には間に合うようにとのことだったが、グーグルの計算では落石からは…

シマフクロウの夜 第1回目飛来

シマフクロウは絶滅危惧種で全道でも70番ほどしか生息していない。 それもほとんど巣箱で繁殖し、生簀の魚で生きている。 樹洞もなければ採餌する川もない。 それはさておき、シマフクロウは憧れだ。 それを見せてくれるのがシマフクロウオブザバトリーだ…

コユルリ島のラッコ

可愛いラッコは絶滅危惧種で、水族館などにも全国で2、3頭しか残ってない。 人間が毛皮のために殺してしまったせいだ。 道東に何十頭かがかろうじて生息していて、たまたま海鳥観察クルーズで遭遇した。 波の静かな島の内陸側に、のんびりした顔で浮かんで…

ユルリ島・コユルリ島のウ達

2時間半のクルーズはかなり過酷なものだった。 しかし島の内側に回るとうねりはかなり和らいだ。 そしてエトピリカとは別のライファーが待っていた。 ウミウ、ヒメウが営巣している小さな岩礁に日本で唯一ここで繁殖するチシマウガラスだ。 教えられても遠…

シニアボーイの冒険 落石ネイチャークルーズ

外海に出ると漁船は太平洋のうねりに揺れに揺れた。 わたしは最前列に陣取って、船は嫌だという相棒を気遣う余裕はなかった。 とても照準を合わせるどころではなかったが、ガイドが指示する方向にカメラを向けて闇雲にシャッターを切った。 エトピリカさえ見…

風蓮湖畔の鳥アラカルト

コテージの周りで色々な鳥の声が喧しい。 コヨシキリが主だったが、他は何の声かさっぱりわからない。 声で識別できればもっと撮れ高は上がるのに。 でも動くものになんでもカメラを向けてみる。 いつの間にかベニマシコがやってきた。 森に入ると姿を捉えに…

野付半島のカッコウ

北海道では至る所でカッコウが鳴いている。 声がよく通るし、鳥見の場所にしか行かないから当然か。 電線に止まっているだけでは食指が動かない。 飛翔も遠いから追いづらい。 餌を持ってるのはプレゼント用か。

風蓮湖のオジロワシ

タンチョウを撮っていると、すぐ横の樹上にオジロワシが2羽止まっていた。 近づくと飛び出したが、また戻ってきた。 おかげで猛禽の飛翔を初めてまともに撮った。 猛禽らしからぬ、魚食べてたからミサゴみたいなものか。

風蓮湖のタンチョウ2

さすが北海道、タンチョウは向こうからやって来る。 食堂の嵌め殺しの窓からも見えて、安楽椅子バーダーではないか。 それも美しい大自然の中で。 でもこれなんぞほんの序の口だった。

道東探鳥記'22 風蓮湖のタンチョウ

風蓮湖のそばに宿を取って正解だった。 北海道の朝は早い。 外を見ると、朝の4時からもう相棒はカメラを構えて、近くの河口にいるタンチョウにカメラを向けている。。 近くに行こうとすると移動してこっちにやってくる。 コテージの前の岩場にやってきた。 …

道東探鳥記22' 野付半島のタンチョウ

6月になると梅雨のない北海道が恋しくなる。 矢も盾もたまらず空いた6日間で飛んでいった。 急な誘いにも関わらず、去年の道連れが付き合ってくれた。 中標津空港に降り立ち、レンタカーを借りて野付半島に向かった。 最初に出会ったのがタンチョウだった。…