いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

 夏羽のシギ

会いたかったオオソリハシシギやダイゼンが夏羽で出迎えてくれた。 群れを撮るのに鳥追尾AFはさっぱり役に立たず、魅惑的な乱舞がほとんどピンボケなのが悔しい。 何年やってるんだ。 せっかく近くで飛んでくれるのに、ピンの来ないのに切歯扼腕しっぱなしだ…

大授搦の至福

春のシギチの渡りのベストシーズンだ。 大潮の満潮前のシギチが近づいてくる光のいいタイミングを狙って行ってきた。 珍しい鳥が入っていたり、ハヤブサの狩りもあるけど、わたしの狙いは群れの乱舞だ。 ハマシギが一番多いけど、色々形を変えながら群れ飛ぶ…

まだまだ旬の県北のクロツラヘラサギとヘラサギ

クロツラとヘラサギの飛翔を撮るのに費やした時間を時給に換算したら ン十万円になる。 (わたし時給は高いんです。それで誰も使ってくれないけど) 満潮で陸に上がって、潮が引いて餌場に行くまで3〜4時間はかかる。 満潮前に間に合えば潮が上がってきて…

お一人様の道

毎年ウミアイサのメスが1羽位残っている。 同じ個体かどうかは定かではないし、その行く末も確認はしていない。 まだ別のところでは見かけないこともないし、あぶれるものもいるだろう。 何だか呑気そうで春らしい風景だ。 シギチも未だだし、のんびりカメ…

花かげ

花かげなんていう言葉は死語だろうか。 時々ふと脳裏をよぎるそんな歌があった。 十五夜お月さんひとりぼち 桜吹雪の花かげに 花嫁姿のお姉様 俥に揺られていきました (大村主計作詞 豊田義一作曲) バーダーが花かげのイメージを撮ればせいぜいこんなとこ…

時にはネタのある日のように

シロハラクイナは奄美諸島以南の留鳥なので、ここでは迷鳥だ。 生息域は広がっているということだったが、数年前に隣市に飛来して以来話は聞いてない。 旬というわけではないだろうが、話題としては格好だ。 1羽だし営巣することはないだろうな。

迷子のバーダーとヤマドリ

いつもの山から川沿いの道を下っていると、二又の道で迂回路を行けとの標識に出会った。 通れないこともないようだったが、未経験の山道は興味があるので、もう一方の道を辿ってみた。 どんどん山の方へ上がっていき、生活感のない住居に何度も入り込んでは…

時にはネタのない日のように

鳥見というのは鳥を見る時間はほんのわずかなことが多い。 移動の時間、待つ時間、後に残るのは何千分の1秒というショット。 詰まるところ鳥見とはプロセスだ。 人生だって同じだ。 終活なんて糞食らえ。 プロセスを楽しまずして鳥見の意味はない。 ハイドの…

ケリを聞いた

県北でケリが細々と営巣している。 数年前までいた広い圃場とは別の街中の田んぼに移ってきた。 去年は仲間がかなりの数の成鳥を見たと言っていたが、わたしはハヤブサやカラスに追われる一番しか見ていない。 今年はどうだろうと見にいくと、なかなか姿が見…

まだまだクロツラヘラサギとヘラサギ

今季は随分とクロツラヘラサギやヘラサギに楽しませてもらった。 絵になるサギさん達だった。 ダイサギやコサギを見る目も何となく見るところで見ればまんざら捨てたネタではないと見直すきっかけにもなった。 そちらもそのうちお世話になるだろう、このネタ…

由布岳山麓の花

猪の瀬戸 の山桜が咲くのはゴールデンウィークに入る頃だった。 今では20日くらい早くなっている。 サクラソウは由布岳登山口の原野が主な自生地だったが、湿原の野焼きが再開されてからはこちらが先に咲くようになったようだ。 湿原の奥の杉林の奥の山芍…

雨の日の雉ウォッチング

雨の日の鳥見はただ惰性で走るだけ。 何かに出会えば儲けもの、でも出会えれば結構ものになる。 羽の色もテカらずシックだし、弾いた水滴に情緒がある。 キジの場合は水を弾かないのか濡れそぼって艶消しだった。 まあホロ撃ち2回してくれたんで我慢するか。

待つことだけが人生だ

鳥見は待つことに尽きる。 待つものが妄想でもいい。 待つ瞬間があるということが人を前向きにする。 待っていれば何かがやってくる。 待つことに費やす時間を余生という。

突堤の潮待ち達

満潮の前に出かけたのだが、大潮なのでミヤコドリたちはもういつもの突堤に避難していた。 数は少なくなったが、そこにはセグロカモメやカワウ、それによくみるとクロツラヘラサギも2羽が休んでいた。 ミヤコドリが突堤の先端にいたので、小雨も降っている…

老鳥は悲しからずや

運転免許の更新をした。 その前に認知機能検査と高齢者講習を受けた。 それは自分の認知能力や身体能力の衰えをとことん自覚させるためのものだ。 日頃の運転に不自由はなく、鳥見での集中力も人並みだと信じていたが、実地認知判断能力も動体視力、暗順応、…

 焼け木杭が飛んでいた

ノビタキを殺風景なところで撮ると野火焚きと呼びたい気がしないでもない。 もちろんノビタキは好きだから撮りまくっているわけだ。 夏羽に変わるまでの茶混じりの黒は、焼け焦げた木片の色にそっくりなんだもの。 目がはっきり出ると大分違うけどね。

ノビタキ三度笠

ノビタキには何となく渡世人のイメージがある。 夏羽の頭は笠というより頭巾かもしれないが、群れずに旅する姿から股旅物の 旅鴉を連想する。 今は流行らないが昔の時代劇のほとんどが国定忠治や木枯し紋次郎のような侠客ものだった。 わたしの憧れは切った…

冬鳥のしんがり クロジ

錆納戸色というのか藍鼠色というのか青みがかった濃い灰色の成鳥のクロジはいつ見ても惚れ惚れする。 冬の間ずっといたのかもしれないが、もう抜ける頃になって寄せ場をセッティングしてもらったのを撮ることができた。 オスが3羽、メスが1羽出るというこ…

ノビタキ飛びなさい

ノビタキはやはり夏羽がいい。 遠くからでも見分けがつきやすいし、花にも映える。 飛翔は 数撮ってなんぼだから、整理というか選択が大変だ。 まあダメな時は何枚あってもダメだから、やはりチャンスを逃さない集中力になる。

諸葛菜とすかんぽとノビタキ

河川敷は一面諸葛菜が満開だ。 去年はこれが刈られてトラックで持ち去られた。 だから今年は痩せて背丈も低い。 ノビタキが止まると沈んで見えない。 代わりに枯れたススキの茎やすかんぽに止まる。 やはり諸葛菜とのコラボでなくては。 そこが採餌の場所な…

浜昼顔に聞いてみる

ズグロカモメもユリカモメも夏羽の頭が黒くなるのはなぜ。 ネットで調べたくらいではわからない。 婚姻色ということかと思うが、黒は鳥にとって魅力的な色なのか。 ノビタキやコジュリンなど他にも夏羽で黒くなるのがたくさんいる。 そうだノビタキも早く撮…

クロツラはクロツラ

新型コロナ禍による自粛生活というのがあまり苦ではない。 もともと一人でボーっとしてるのが好きな性質だ。 鳥見は自分に合った趣味だと思う。 鳥見であちこち移動することも好きなので、コロナ禍には迷惑している。 鳥の群れが好きだが、人に合わせるのは…

花一輪

時期遅れなんだが、福寿草の籾山神社を覗いてみた。 参道に何だか白い花が咲いている。 うろ覚えでイチリンソウかなと思った。 さらにいくと小ぶりの似たような花が群生している。 これは以前上高地で見た二輪そうだなと思った。 でもはっきりとは区別できな…

ハマシギさ〜ん出番ですよ〜

これまでで一番数見た鳥さんに敬意を表しておこう。 そろそろ色々なシギチが混じってくることだし。

ヤツガシラのお食事

去年ヤツガシラを撮った時、嘴で餌を放り上げて喉に持っていくやり方がうまく撮れていなかった。 今回はそれをちゃんと押さえようと思ったが、食事場所がゴタゴタしてあまりうまくいかない。 宿題を残す方が次を待つモティベーションになるというものだ。

飛ばない鳥

島のヤツガシラの逗留場所にはたくさんのバーダーが眺めていた。 地元のバーダーらしき一人の女性が色々と解説していた。 ひとしきり話し終えると「カメラマンは飛翔を撮りたいでしょう。でも飛ばないの。キジじゃないかと言ってるの」と軽口を叩いた。 やっ…

ヤツガシラに会いに行く2021

去年ヤツガシラは飽きるほど撮った。 それまで焦がれる気持ちは恋心以上のものだった。 何とかと同じで1時間で食傷した。 だが鳥見というのはお祭りなので、シーズンが来るとまた恋しくなる。 県境を2つ跨いだ島でも待ってるよと言われたら、会いに行かざ…

名残りガモ

カモは見慣れていてあまり撮らないけど、何かの拍子にハッとする。 放っておいても文句を言わない奥ゆかしさがいい。 これは何ハラ? 水面に赤い藻が敷き詰められていた。 絵になるということがどういうことなのかわからないが、非日常感というのもありかな…

食後のミサゴ

ミサゴの漁はなかなか達成できないが、のんびり食事中なのも春らしくていいじゃないか。

鳥なくて何の己が桜かな

桜の花だけ撮る気はない。 撮っても使い道がない。 と言いながら埋め種にする。 ひょっとしたらの妄想の産物なのだが、画像を見て何を妄想するかは当局は一切関知しない。