いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

ミサゴの城・リフォーム篇

こんなバーダーにとって都合のいいミサゴの巣は滅多にない。
大体、寄り付きの悪い、人目につかない場所に営巣するのが普通だろう。
なのに、ここは漁港のくの字の突堤の内海面と向き合った小岩礁に生えた松の木の天辺にある。
だから突堤の先に行くほど、より近づける。
そこから、小一時間、ミサゴの朝の振る舞いをながめてきた。
日頃見慣れぬミサゴの行動がいくつも見て取れる。
ヒナのために親鳥が魚を捕ってくる。
それをもう1羽がむしって口写しで与える。
前の食べ残しがあると、あたらしい獲物は、そのままどこかに持って行って、自分の食事にするようだ。
海面から小枝を度々拾って来る。
巣はもう何回も使い回した風だけど、ヒナが巣立ち間際になっても、まだ繕う必要があるのだろうか。
バンのように産卵を何回か分けてするのかもしれない。
ひょっとすると、ヤマセミがやるような漁のシミュレーションかとも思ったが、別にヒナが顔を出してそれを見ているようにもない。
どうやって教えるのか見てみたいものだ。
後髪を引かれる思いで、その場を後にした。

イメージ 1


イメージ 2


イメージ 3


イメージ 4


イメージ 5


イメージ 6


イメージ 7


イメージ 8