いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

楷の木人を待たず

平成森林公園の楷の木は、昨年たくさんの旅鳥を集めてバーダーを楽しませてくれた。

初めて知った楷の木を興味津々で調べると、日本の自然木ではなく中国産の落葉樹を移入したものらしい。

地元の野鳥ルートでは他に見当たらない。

岡山の旧閑谷学校の大木が有名とのことで、その紅葉は絶対に見ようと心に決めた。

閑谷学校も庶民のための藩校ということで大いに興味を惹かれた。

11月の初旬から中旬にはライトアップも行われる。

この時期散発的なパートの仕事に駆り出されて、とうとう好機を失してしまった。

岡山から1時間余りのドライブで着いて、一縷の望みを抱いて遠望するがそれらしき彩りは見えなかった、楓や櫨の紅葉は酣なのに。

たとえその紅葉は見られなくても、深く心に染みる場所だった。

来年はきっと楷の木の紅葉も見てやろう。