いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

喜びも悲しみも幾年月(シギチ篇)

コシャクシギに初めてあったのは、今からちょうど11年前の4月だった。

フィールドで偶然出会った先輩に、鳥見の手ほどきを受け始めた頃だ。

地元に初飛来したという1羽の小さなシギを、コンデジから変えたデジスコで、ただ撮りまくった。

それから近場でも、見たこともないチュウシャクシギやいろいろなシギチが結構見られることを知った。

その先輩に大授搦に連れて行ってもらった時は度肝を抜かれた。

彼が話してくれるアボセットへの憧れもいつしか叶えられた。

鳥見とは感動と落胆の繰り返しである。

でも忘れた頃に何倍もの感動を持って帰ってくる。