いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

志高湖の片隅で出会う鳥たち

わたしが鳥見を始めて、最初感じたことは、へぇー、こんなところにこんな鳥がいるんだという驚きだった。
鳥見は一山越えなければできないと思い込んでいたのが、すぐ近くでも、その気になれば、少なからぬ掘り出し物がなくはなかった。
志高湖も、それまで放し飼いのアヒルくらいしか目に入らなかったものが、丹念に観察している同好の士から教えられて通うようになってから、その目で見れば、よそで見られない幾種かの鳥さえ姿を現してきた。
鳥は通りすがりの者の目にはつかない。
人目を避けて暮らしているし、人目につかないように擬装している。
いるといっても、一つところにじっとしているわけではない。
ルーチンのルートとクロスするポイントを見出す根気が必要だ。
鳥とバーダーとの根比べとでも言おうか。
人の悪いバーダーはその裏を掻いていく。

モズもミミズ狙いだろうか。
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トラツグミはキャンパーがいるせいか少し場所を移していった。
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ハチジョウツグミが混じっている。
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カケスが林縁を出入りしている。
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雪の日の遊歩道でルリビタキに出会った。
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