いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

ムササビのいる森

何十年か前、宮崎や中津江の山中でキャンプしてムササビに出会ったことがある。こども達が自然観察会で佐伯のどこだかに、ムササビ見物に連れて行ってもらったこともある。
ムササビはなんとなく人と近しい友達のような感覚でいたが、参考帳が営巣していると教えられたポイントに行ってみて、巣のかわりにこのムササビに出会ったのには複雑な気持ちに囚われた。
ムササビは木の実や若芽を食べるものと思っていたが、実は雑食性で、昆虫類やクモ、カタツムリなどのほか、鳥の卵なども食べるようだ。
状況を見るとどうも、参考帳の巣が消えたのは、このムササビのせいのように思われる。
お互いわずかに残された森に閉じ込められて生きて行くには、背に腹は替えられないというより、これが自然の成り行きだろう。
わたしはこの辺で参考帳の声をまだ聞いてないが、親たちはどこかで出直しているだろうか。

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