いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

ホシゴイ 巣立ち間近

鳥の名前がいい加減だというのは前々からいっていることだが、その名前の由来なるものも結構いい加減やね。
ホシゴイはゴイサギの羽換わりする前の色も褐色で白い星斑のある間の成鳥期までの名前ということでいいんだが、ゴイサギのゴイはいままで思い込んでいた醍醐天皇に五位の位階を授けられたという故事によるという説は眉唾なんだと。平家物語にこの話の出所は不明となっていて作り話の可能性が高いんやて。
「鳥名源」という趣味で語源を調べた江副さんという人の書いた本に依ると、ゴイはササゴイ、ヨシゴイのゴイと同じで、革儀と書いて姿を変えるつまり擬態するという意味と、加の下に可と書く美味しいという意味の字に食を合せて美味しく食べられるという二つの意味を掛けた名前なんだとか。
で、ゴイサギはゴイのようなサギで、これも美味しく食べられるサギという意味なんだとか。
つまり食い意地一辺倒をごまかすために名前の由来を美化した人間の浅ましさがよく表れた話じゃないか。
美味しい鳥という名前ならダイゼンもそうやし、どちらを信じるかであなたの鳥に対する関心度が測れそうやね。

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