いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

クロマルハナバチの奇跡

航空機みたいなあんなでっかい重いものが宙に浮くのはおかしい何かの間違いだからといってそれに乗らない人の感性の方が正しい。
ネコだって車には絶対乗らない。むかしそれでどこかに捨てられた記憶があるからかもしれないが、それを信用しないネコの感性も正しい。
ちょっと前までマルハナバチが重いからだを小さな羽でつり上げて飛べるのは航空力学的に説明がつかないので何かの間違いだというのが定説だった。
それが飛んでいるのは奇跡か人間の浅知恵への戒めだった。
いまではなんとか流体力学レイノルズ数とかいう小生物になると影響の出る空気の粘性や乱渦流に関わる函数で説明はされているが、自分の頭で理解できないことはにわかに信じないのが世渡りのコツだ。
科学なんてすべては仮説に過ぎないし、世界は見えないもの説明のつかなことの方がほとんどなんだから。
クロマルハナバチは奇跡を体現して今日も飛んでいる。世界は奇跡に満ちている。

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