いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

見れども見えず

今日も今日とて達人たちに手取り足取り初見の鳥たちを撮らせてもらった。
でも、ほら、そこにいるだろうといわれても何も見えない。
ド派手なキジでさえ10メートル先にいるのが見えない。キジは明日また再チャレンジするので置いといて、なんとお猿の山にハヤブサを撮りに連れて行かれた。
険しい林道を登って猿よけの柵をくぐり反対側の岩壁の上にやって来るハヤブサを撮りなさいという。
5、6百メートルの高さの崖上のハヤブサを2百メートルくらいの距離から狙うにはデジスコしかないという。
120mmのコンデジと30倍の対物レンズで3600mmの焦点距離だから常駐の岩にピントを合わせようとしても折からの強風で液晶画面はブルブル震えっ放しだ。
試し撮りをしようとするとあたーレリーズがヘチ曲がって押せない。
ペンチでなんとか直してもらったが、戻らないから連写10秒均一か両手を使って引き戻す面倒になってしまった。

ウいるぞという達人の声に見上げるが何も見えない。
画面に入れてもらったデジスコのT端でやっとなにやら別の場所に白い影が見えた。だんだん形をなしてきてたしかに精悍な顔立ちらしき鳥さんになった。
オスが来るからということだったが、自分で2、3度飛び立って戻って来うものの、なかなか姿を追えない。
背中を向けて止まるとどこにいるのかまったく肉眼ではわからない。
達人はさすが捕捉力が素晴らしくてなんとか見つけてくれる。
100枚以上同じショットを撮ることになったが、まあこんな条件では歩留まりが悪くてもしょうがない。
でもいいものを見たなあ。

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