いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

閉所嗜好症

暗くて狭いところがどうも落ち着く。
それが鳥見の趣味と合致しているのかもしれない。
いきなり春たけなわとなった晩冬の一日。
先々週の続きをやるつもりで出かけたが、ふと思い直して途中下車。
農業文化公園で下りて、周辺の雑木林を眺めながらドライブ。
いつしか足はK大池に向かっていた。
土地勘はないので散歩中の人の中継リレーでなんとかたどり着いた。
ため池はトの字形になっていて各頂点にアクセスできる農道やあぜ道が通じている。
1つは田んぼ、中は湿地、もう1つが堰の土手だ。
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一番風情があって陽当りがよく順光の湿地にテントを張って基地にした。
葦の陰でテントを拡げ、にじり寄っていったが、水鳥はすぐに飛び立ってしまった。
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1時間あまりオオバンとつきあっていたが、彼方で例の鳥らしきものが飛ぶのは見えるものの、デジスコではどうしようもない。
わたしにはアオサギとの見分けもつかない。
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別のポイントを探して、G1だけぶらさげて徒歩で田んぼのポイントにたどり着いた。
対岸の竹やぶに止まっているのが例の鳥らしかった。
G1に証拠写真を収めてテントに戻り、のんびり水鳥の帰りを待った。
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やがて何種類かのカモ類が周遊していったが、昼間はあまり動きがないようだった。
例の鳥をデジスコすべく移動したが姿は見えず、堰堤にいっても見えなかった。
なんどか行き来して探したが、高いところを西に向かって飛ぶ姿を目撃したのを最後に日没ノーサイドとなった。
これが例の鳥かどうかはわたしには謎である。
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ああ、飛びものをマスターしたい。