いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

野鳥が愛しい理由

鳥見のエキスパートは野鳥を野鳥一般として捉えているのではありません。
野鳥たちとしょっちゅう出会えるからといっていつどこででもというわけでもありません。
どの鳥はどこに居着いてどこにいつごろやって来るということを十分把握しているのです。
そして広いテリトリーの中に1つがいあるいは1羽しかいないような鳥では一羽一羽を識別し、すっかり家族同然になっているのです。

10日に会わせてもらったルリビタキの成鳥は基地から何キロも上流の名人がこどものころ駈けまわったという山中に代々棲んでいるとのことでした。11日に対面した幼鳥は近くの竹やぶのカラスザンショウの木の下でのことでした。

野鳥が生きていくには渡りの途中だけでなく、テリトリーにもさまざまな苦難が待ち構えています。
それに耐え抜いて毎年会いに来てくれる野鳥を見ると愛しさも一層つのるというわけです。

ここまで育つのは稀だそうです
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あいにく側までは来てくれませんでした
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いつものつがい
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漁名人のかあちゃん
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へたれのとうちゃん
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