いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

ミツマタの宿

九重町野倉のミツマタ群生地で感動して、以前、別の場所でミツマタの花を見かけたときのことを思い出した。
それは、5、6年前、湯布院の別荘地を抜けようとして出会った光景だった。
生垣のようにびっしりと黄色い花が埋め尽くしていて、他にない独特の情趣を醸していた。
看板もなくて、どこかの保養所の庭だと思っていた。
九重からの帰り道、陽も高かったので、うろ覚えでたどって見たら、迷うこともなくたどり着いた。
そこは「湯宿 梅園」という平屋の和風ホテルの庭だった。
前に見たときほどの迫力ではなかったが、やはり黄色の花がきれいに咲き誇っていた。
広い敷地には湧水も滔滔と流れている。
きれいに手入れされた庭も散策させてもらったが、スタッフからはなんの咎めもなかった。
感じのいい宿だった。
誰か一緒に泊まってくれんかな。
それじゃ、二股の宿か。

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