いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

夏の兆しの虫と花

涼しくて夏の気配はないけれど、そろそろ梅雨入を窺わせる今日この頃だ。
鳥たちの巣立ちはこれからだけど、バーダーにとってはつらい季節だ。
ネタを探して今日も公園をぶらつくが鳥ネタは乏しい。
平日の公園にいると「いいご趣味ですねえ。老健施設の者ですが一度見学にいらっしゃいませんか」と声がかかるのだった。

蜻蛉来て動き見せずに離れけり


鳥に似て鳥に食われる蜻蛉かな


亀虫の先へ先へと上りけり

キマダラカメムシ(長崎から北部九州一帯の街路樹などに分布を広げつつある外来種の大型カメムシ
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亀虫や疎まれたるをつゆ知らず


羽黒蜻蛉羽を降ろすも飛び立たず

ハグロトンボ
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羽黒蜻蛉目に煌々と光集む

ハグロトンボ
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入梅や水に流れて生きる草

フデリンドウの成れの果て
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梅雨の花人とかかわるつもりなく

マツバウンラン(松葉海蘭、北アメリカよりの帰化植物、公園の芝生に群生していた)
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木の下闇白く咲く花秘められず


夏椿蕾みに戻るべくもなし

ナツツバキ
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