いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

ブルースビー

ブルービーはどこかブルーなイメージがある。

寄生蜂だということに咎はないが、肉眼で見る華やかさはない。

だから初秋の高地に咲くマツムシソウに合うと信じている。

何度も肩透かしに会い、やっと盆明け1週間目に姿を現した。

まだまだ残暑が厳しく、目が霞む中いつの間にか止まっている。

数本の花を渡り歩くのを追いかけ、見失ったところで退散する。

出会えた感動よりも、所在をなくすバーダーの悲哀が漂う。