「何しちょりますか」
「いま、鳥見中です」
「ちょっと頭がどうかしたんじゃねえの、この雨ん中を」
「・・・」
「後に下がって、わたしたちの車の後についてみい、ホシムクドリがおるけん」
「???」
後に頭がどうかなった人が他にも2人いたのでした。
「いま、鳥見中です」
「ちょっと頭がどうかしたんじゃねえの、この雨ん中を」
「・・・」
「後に下がって、わたしたちの車の後についてみい、ホシムクドリがおるけん」
「???」
後に頭がどうかなった人が他にも2人いたのでした。
雨が上がって、何か写せればもうけものくらいの気持ちでした。
ヒバリか
わたしには見えませんでした。
「あれが近づくのを待って写しなさい。写せれば大収穫や」
しかし、見失って、千載一遇のチャンスをふいにしてしまいました。
鳥見は行き当たりばったりにぼーっとながめていてはだめ。
信じて待つこと、確信を持って探すこと。
信じて待つこと、確信を持って探すこと。