もののない時代に生まれ育った。 米は買えなくても、食い物は結構そこら中にあった。 その頃わたしの体の半分は芋でできていた。 よその家の縁側で笛吹童子を聴いて胸を弾ませた。 カバヤ文庫を擦り切れるまで読んだ。 だから、ネタがないくらいで落ち込むこ…
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