いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

オオヨシキリの巣の上で

鳥の世界は非情である。
巣は子育てのためのものであるから、托卵のカッコウには巣は必要ない。
托卵はネグレクトとは違う。
人知の及ばない野鳥界の営みとでもいうべきか。
高原に里親のオオヨシキリの声が喧しい。
多分ここらあたりが巡回路だろうと、車を止めて枯れ木の方を狙う。
1時間もして、遠くで聞こえていたカッコウの声が近づいたと思うと、枯れ木のてっぺんで羽ばたいていた。
オオヨシキリが草むらから舞い上がり、カッコウを牽制する。
逃げたと思ったらもう1羽いて、離れた草むらに飛び込む。
自然界の駆け引きも鳥見の醍醐味だ。
バーダー冥利に尽きる。

イメージ 1


イメージ 2


イメージ 3


イメージ 4


イメージ 5


イメージ 6


イメージ 7


イメージ 8