いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

杜鵑の丘

いま、八丁原の丘の上で、ある壮大というか、奇抜というか、前代未聞の計画が着々と歩を進めている。
それはカッコウ科の鳥のほぼ全てを1ヶ所で撮ってしまおうという破天荒な企てである。
カッコウだってホトトギスだって、名前や鳴き声は知っていても、実際に見たり、写真に収めたという人は稀である。
もともと人里離れた高原などに棲むものがほとんどだ。
そうしたところで、極端に希種であるセグロカッコウの逗留地を探し出し、それを含めた杜鵑類のほぼ全てを一網打尽にしようと目論んだのが、かの名人(磯釣り界での尊称ではあるが、バーダー仲間でもこう呼ばれる)である。
すでにジュウイチで見事に成功している、高木の見通せる場所に止り木を立て、それを隠れて写すという驚愕の方法を応用しているが、そんなポイントをどう探し出したのかも謎である。
並の人間にできることではないし、一朝一夕にできることでもない。
昨日、その場所に赴いて、生憎の雨と霧の中だったが、いろいろな鳴き声を耳にした。
撮れたのはカッコウだけだったが、これだってわたしにとっては初物だった。
ホトトギスやセグロカッコウもすぐ近くで鳴き通しだったが、これらがいつ止まってくれるか、期待に胸が膨らむ。

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