いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

早春の新浜海岸のシギチ

宇佐の新浜海岸は、鳥見では重要なチェックポイントである。
寄藻川河口の左岸をL字形に欠いた部分にある。
朽ちた堤防の残骸で所々に囲まれた砂州と泥の堆積から成る潟である。
大潮の満潮時のわずかな時間しか潮が入らないから、様々な鳥が羽を休めたり、餌を漁ったりしている。
春先は満潮時にツクシガモを始めとするカモ類、ズグロカモメ、ハマシギなどのシギチの群れが屯しているのを見かける。
以前はミサゴの漁場だったが、最近は浅くなったのか、見かけることが少なくなった。
いわゆる千鳥群が降りていてもそれを直ちに認めるのは難しい。
蚊柱のようなものが動いた辺りを双眼鏡で探してやっとそれとわかるほどのものだ。
一斉に飛び立っても一つ一つの菱形を見極めるのは至難である。
昔の人はそれを肉眼で写生したり、千鳥格子柄にしているからには飛ぶ姿が見えたのだろう。
彼らは現代人より、もっと遠く多くのものが見えていたのだろうか。

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