歳時記で鳥曇りという季語を見つけたとき、どういう意味か知らないものの、バーダーとしての嗅覚をくすぐるものがあった。
それは、冬鳥が旅立つ、ちょうど今頃の曇り空だということだったが、なにか春先の鬱屈の中に、清新な首途の気分も孕んでいるようであった。
ちょうど里帰り出産で帰省していた娘と孫を送り出した後の安堵と寂しさにマッチしていることもあり、ネタのどこかで使おうと、一生懸命一句ひねったが、ものにならなかった。
ふさわしいショットも探してみたが、旅鳥というだけで、雰囲気はほど遠いものしかなかった。
本当は、折角撃った鉄砲の歩留まりを上げたいだけの、俳味とは遠い魂胆に過ぎないのはいうまでもない。
それは、冬鳥が旅立つ、ちょうど今頃の曇り空だということだったが、なにか春先の鬱屈の中に、清新な首途の気分も孕んでいるようであった。
ちょうど里帰り出産で帰省していた娘と孫を送り出した後の安堵と寂しさにマッチしていることもあり、ネタのどこかで使おうと、一生懸命一句ひねったが、ものにならなかった。
ふさわしいショットも探してみたが、旅鳥というだけで、雰囲気はほど遠いものしかなかった。
本当は、折角撃った鉄砲の歩留まりを上げたいだけの、俳味とは遠い魂胆に過ぎないのはいうまでもない。