いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

オシドリの恋

写真はフィクションである。
誰もその目で見たことのない、再現不能な幻である。
自然に、ノイズやピンぼけはない。
肉眼での見え方だって、一人一人違う。
ましてや、鳥の考えていることなんて想像さえできない。
人と違うらしいことはわかるけど、なんだか辻褄の合うような行動もある。
だから、鳥を見てその振る舞いを、あたかも人と同類のように解釈してしまう。
意表を突かれることは多いけど、ただ、同じ遺伝子を一途に残して行くという一点で、紛れもない同類である。
これも自分一人の思い込みかも知れないし、そんな妄念の反映が写真である。

「みんな合コンにいきよるんやね」「やりなおそうかしら」
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「遅れをとるな」
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「頑張れ」「がんばっちな」
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「あぶれたんか」「大丈夫、残り物に福ありよ」
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「ねえ、いいじゃないの~」「ダメよダメダメ」
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「チュッ」
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「陸の上じゃダメダメ」
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「次に待とう」
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