いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

われは海の子 イソヒヨドリ

我は海の子白浪の
さわぐいそべの松原に
煙たなびくとまやこそ
我が懐かしき住家なれ

生まれてしほに浴して
浪を子守の歌と聞き
千里寄せくる海の気を
吸いてわらべとなりにけり

この「我は海の子」の歌が教科書から消えたのは、歌われた風景がほぼ消えた20世紀も終り近い頃だった。
死語となった文句が多いという理由だったらしいが、わたしは磯辺こそそのキーワードだったのではないかと勘ぐっている。
こどもたちにいそべって何と聞かれたら大人は何と答えたらいいんだろう。
ぐるっとコンクリートで固めた海岸線のことだよとでも答えるしかないかしらん。
イソヒヨドリが棲む磯も今は昔の磯ではない。

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