いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

七瀬川秋景

カイツブリ
早朝、カイツブリが潜水漁法を繰り返しながら上流へと上っていった。
秋たけなわというのに川面に映る紅葉は今年はまだわずか。
バーダーにとってカイツブリは誰もがまず手こずるハードルだ。
なぜならじっとしていない、動きが早い、神出鬼没、水面の反射と揺らぎでコントラストが不明瞭、バーダー嫌いということで捉え難い鳥の上位に位置している。
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鮎漁師
何人もの投網打ちが入れ替わり立ち替わり通過していった。
ヤマセミカワセミも現れなかったのはこの人たちのせいもある。
でも人も同じ生態系の住人で咎めるわけにはいかない。
一番年期の入った漁師さんの佇まいはそれはそれで見物だった。
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ミヤマアカネ
ミヤマアカネは深山茜だけれどここは住宅街も近い里川だ。
秋が深まると全身の赤化が強くなり、それが夕日に映えて一層際立っていた。
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葦の髄からも世の中の移ろいは結構みえるもんさ。