いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

魚鱗紋とかモヒカンとか

鳥を差別する気はさらさらないが、やはり撮るなら絵になるように撮りたいのが人情だ。

それより先に、ちゃんとわかるように撮らんと。

せっかく番いで来てくれているのだから、撮るならツーショットで鮮明に。

仲間が設置してくれた前進基地にも、4、5回入らせてもらったけれど、そんな時に限って現れてくれない。

遠くの姿は、何度かボケボケで撮ってはみたが、最強寒波の襲来で意気も萎えた。

すると仲間から至近距離のショットと、早よせんと、もう「逝って」しまうよとのLINEが。

煽られて渋々基地に出かけると、若干下流に彼奴らの影。

覚られないよう這いつくばって、やっと基地に潜り込み、待つ間にゆっくりと上流に向かって泳いで行った。

血圧は上がるは、気は急くはで、危うく基地で逝くところだった。