いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

水場は四つ巴戦

世の中は師走、こちらは歩行不安定、年末は鳥ネタも少ないし、私事ネタもない。

そこで立ち止まって、鳥とは無縁の話になる。

暇にまかせて見た「ひらやすみ」という夜ドラのことだ。

浮世離れしたフリーターの青年の日常に起こる些事を、淡々と描いただけのドラマだ。

お気楽な青年にも、挫折や葛藤はあったようだが、知り合った老婦人から遺された阿佐ヶ谷の古い平屋の住まいに、上京してきたいとこの美大生と住むところから話は始まる。

古い平屋というのは、ライフスタイルとして身の丈にあったという意味か。

そこで充足しながら、同じ町に住む友人や知人との、ささやかな交流が描かれてゆく。

それがなんで心打つのか、多分、主人公の充足感の閾値に、周りの人たちが幾分か影響されて、心穏やかになっていくことに、説得力があるからだ。

これも、偏に俳優をはじめ製作者の想いが、渾然と融合したリアリティにあると思う。

ボケ防止には、ドラマを見てその感想を書くのがいいらしいのだが、感想になってるだろうか。