冬鳥のショットが未だしということで、お蔵入りのアトリを引っ張り出さざるを得ない。
ネタどりをかまけているから仕方ない。
娘が九州場所に連れて行くというから鳥見どころではなかった。
数日がかりだし、三段目から結びまで狭い枡席で見ていたら足腰がガクガク。
でも初めての経験だし、見る人の熱気まで直接伝わってくるのは、非日常感溢れて新鮮で強烈な経験だった。
格闘技というのは想像の及ばない高邁な世界だ。
肉体と感覚を極限まで酷使して命まで縮めるというのは、もはやファンタジーの領域だ。
奇しくも北の富士が亡くなった。
歴代横綱で80歳を全うしたのは5人しかいないと。
それほど厳しい世界がある。
のうのうと生きるものには申し訳ない気がしなくもない。