いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

山のカケスも泣いていた

実を言うとカケスはカラスのことだと思っていた。

カケスを知っても近くにいるとは思っても見なかった。

悲しい声で鳴くんだろうかと思っていた。

鳥見を始めて結構難物で手を焼いた。

ひどい声なんでいることはわかるが、すぐに姿を隠す。

オオルリを撮っていたら後ろの高木のてっぺんに止まった。

咄嗟に一とネタにはなるかとシャッターを切った。

なんだか棚ぼたのような後ろめたいような話なのだ。