いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

グアテマラの森

グアテマラの鳥見は一言で言えばナチュラルだった。

人と鳥がさりげない出会いを繰り返しているだけだった。

撮り逃した鳥も多かったが、細工のないあるがままの姿がそこにあった。

かってはケツァールの羽が交易品だったこともあったらしいが、どんな生き物ものんびりと気ままに暮らしているように思えたのは、パッセンジャーの感傷に過ぎないのかも知れない。

古代マヤ文明は隆盛の跡を熱帯林の中に埋もれさせている。

あたかも鳥獣が時を奪還したかのように。

 

Coati(ハナグマ)